シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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フランス近代美術史特殊研究 B | 2024 | 後期 | 金6 | 文学研究科博士課程後期課程 | 泉 美知子 | イズミ ミチコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-HR6-102L
履修条件・関連科目等
①西洋美術史に関する専門的な知識
②仏語・英語の外国語文献を読む上級レベルの力
授業で使用する言語
日本語/フランス語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
後期は、受講生の研究テーマに関連する原典(仏語)を精読します。
日本語訳がある場合は、適宜参照します。さらに、文献を読む際は、複数の大型仏語辞典をひもときます。
毎回、担当者を決め、訳文と図版資料を準備することとします。
ボードレールやゾラといった有名な美術批評、新聞や雑誌に掲載された美術批評家による記事や論文、美術館や展覧会に関わる資料、芸術家自身が執筆した文章(日記や書簡など)や理論集といった、オリジナルのテクストに触れることを通して、19世紀から20世紀における芸術家や作品への評価、美術史観、美術制度やパトロンとの関係、美術と社会の関わりについて学びます。文献の選択は、受講生の研究テーマに沿ったものを選ぶ予定です。受講生の積極的な提案を求めますが、なければこちらから提案します。
また、博士論文の執筆に向けて、専門研究の把握、方法論の検討、論文テーマ設定、論旨の組み立てについて意見を交換しながら、学会発表や論文発表に向けての準備をします。
科目目的
原典の精読を通して、専門分野のフランス語を正確に読む力を向上させるとともに、フランス近代美術に関する歴史的な語彙知識を増やすことを目的とします。
この科目は、カリキュラム上の演習科目として位置付けられていることから、この科目での学習を通じて、学生が専門分野のフランス語を正確に読む力を向上させるとともに、フランス近代美術に関する歴史的な知識を習得することを目的とします。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・自分の研究テーマ(フランス近代美術史)について、専門的知識と研究意義を他者に説明できるようになること。
・美術史研究における方法論の移り変わりや、専門著書、昨今の展覧会の状況などについても精通しつつ、自分の研究を再考し、発展させることができるようになること。
授業計画と内容
1 イントロダクション 受講者全員の研究テーマにもとづいて文献と担当者の決定
2 19世紀フランス美術のアンソロジーを確認する
3 19世紀フランス美術のオンライン文献を確認する
4 受講生の関心に沿った文献:美術批評(訳出)
5 受講生の関心に沿った文献:美術批評(批評)
6 受講生の関心に沿った文献:芸術家のことば(訳出)
7 受講生の関心に沿った文献:芸術家のことば(批評)
8 受講生の関心に沿った文献:展覧会評(訳出)
9 受講生の関心に沿った文献:展覧会評(批評)
10 受講生の関心に沿った文献:同時代の評価(訳出)
11 受講生の関心に沿った文献:同時代の評価(批評)
12 学会発表の準備
13 博士準備論文中間発表
14 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
日頃の研究活動は、学会での発表を視野に入れておくことが理想的です。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業への参加(40%)、口頭発表(30%)、レポート(30%)を総合して判断します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業用の共有フォルダーを通して配付します。
参考文献については、授業時に適宜紹介します。