シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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中国語学特殊研究ⅡA | 2024 | 前期 | 月5 | 文学研究科博士課程後期課程 | 李 佳樑 | リ カリョウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-LG6-303L
履修条件・関連科目等
中国語で書かれた学術論文を読むことができることを履修条件とする。
授業で使用する言語
日本語/中国語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
主として現代中国語における時間・指示・数量という3つのカテゴリを取り上げ、『現代漢語描写語法』をはじめとする参照文法書の関連箇所を批判的に読み込み、議論していく予定である。
科目目的
中国語文法のさまざまな問題について、ときには日本語との対照を通じて、中国語の特徴とはなにかを理解し、問題意識を養う。そのうえ、その問題を解決できる言語学理論を勉強し、それを応用して、分析と論証の能力を身に着けるようにする。
到達目標
現代中国語の文法現象を俯瞰的に把握でき、与えられた課題に対し、言語学の理論を用いて、客観的に分析し、論証できるレポートもしくは論文を書くことができるようにする。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス(講義内容、授業計画、講義目標などの説明)
第2回 日本国内における現代中国語文法研究の現状
第3回 時間範疇(1):時間の概念化
第4回 時間範疇(2):テンス
第5回 時間範疇(3):アスペクト
第6回 指示範疇(1):指示の定義と分類
第7回 指示範疇(2):非指示
第8回 指示範疇(3):総称
第9回 指示範疇(4):背景的指示
第10回 指示範疇(5):特定性(specificity)と定性(definiteness)
第11回 数量範疇(1):数量範疇の表現形式
第12回 数量範疇(2):主観量
第13回 数量範疇(3):物量と動作量
第14回 数量範疇(4):数量範疇による統語的な制約
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前に予習と復習をすること
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 講義内容への理解、分析方法、分析能力 |
平常点 | 50 | 授業への出席率、授業態度、講義への積極的参加、内容理解 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
張斌主編『現代漢語描写語法』第12章〜第14章 商務印書館、2010年
ほか随時プリント配布
【参考文献】
日本中国語学会編『中国語学辞典』岩波書店、2022年
呂叔湘主編『現代漢語八百詞』(増訂本)商務印書館、2008年
劉月華等著『実用現代漢語語法』(増訂版) 商務印書館、2001年
『中日辞典』、『日中辞典』