シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本史学特殊研究ⅡA | 2024 | 前期 | 月2 | 文学研究科博士課程後期課程 | 渡辺 浩一 | ワタナベ コウイチ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-JH6-115L
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
日本近世都市の災害についての理解を深める。特に江戸における災害への幕府の対応について、具体的に史料を読み込む。また、関連の研究も講読する。
科目目的
近世都市の災害に関するくずし字の史料を用いて、史料文言を空間と人的関係のなかで解釈し、事実に接近できるようになることを目的とする。
到達目標
学生が史料批判の方法を体得することにより、投稿論文を作成する能力を獲得することを目標とする。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス
第2回 受講者の研究紹介
第3回 論文講読「幕府行政論」
第4回 史料購読「両国橋船渡幷満水流材木」(「出水一件」旧幕府引継文書、国会図書館永久寄託)
第5回 史料購読「両国橋満水ニ付一件書留」
第6回 史料購読「両国橋満水之節流掛り候防請負一件」
第7回 史料購読「満水流木幷人足一件」
第8回 史料購読「満水一件扣」
第9回 史料購読「橋流失一件控」
第10回 史料購読「両国仮橋流失一件留」
第11回 受講者による研究発表(例:近世寺院社会の研究)
第12回 受講者による研究発表(例:災害と交通)
第13回 受講者による研究発表(例:災害と近世地域運営論)
第14回 総括討論ー研究方法をめぐって
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
配布プリントの史料を、事前に60分以上の時間をかけて熟読しておくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 史料の内容を十分に理解し、正確に記述できているかを評価の基準とする。 |
平常点 | 60 | 授業での報告や発言に際し、史料を十分に読み込み、論理的に組み立てられているかを評価の基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは特になし。授業中適宜プリントを配布する。
参考文献:渡辺浩一『近世都市江戸の水害ー災害史から環境史へー』(吉川弘文館、2022年)
渡辺浩一、マシュー・デービス編『近世都市の常態と非常態―人為的自然環境と災害―』(勉誠出版、2020年)
中塚孝監修、鎌谷かおる・渡辺浩一編集『気候変動から読み直す日本史5 気候変動から近世をみなおす―数量・システム・技術』(臨川書店、2020年)
その他特記事項
日本史学特殊研究ⅡBを併せ履修することが望ましい。