シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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西洋近世哲学特殊研究A | 2024 | 前期 | 金5 | 文学研究科博士課程後期課程 | 青木 滋之 | アオキ シゲユキ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-WP6-103L
履修条件・関連科目等
19世紀ビクトリア朝初期の科学哲学書を読む。ヒューウェルは「科学者scientist」を造語した当代の最重要人物の一人だが、本書は科学史にもとづく科学哲学を初めて意識的に実践した点で、科学哲学という分野そのものを創り出した記念碑的著作となっている。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
ヒューウェルの『帰納的諸科学の歴史』(初版1837)に続く、『帰納的諸科学の哲学』(初版1840)を精読する。ヒューウェルは当代を代表するpolymath(万能学者)であり、同著も純粋科学から力学、化学、形態学、分類学に及ぶ諸科学の発展を見渡した、包括的なものとなっている。
科目目的
科学哲学という言葉は、英語ではこのヒューウェルが『帰納的諸科学』で用いたのが用法としては初出と考えられているが、そうした史的データに基づいた哲学が当初どのように構想されていたのか、大きな視点から19世紀に始まる科学哲学の流れを押さえることを目的としたい。
到達目標
科学哲学の創成期の著作に慣れ親しむことで、現代の細分化された科学哲学とは異なる、本来の科学哲学―科学全体マップなるものへの志向性とでも呼ぶべきもの―を感じ取ることを目標としたい。
授業計画と内容
第1回 授業イントロダクション
第2回 Part I, Book III, Chapter VI, 205-206
第3回 207-208
第4回 209-210
第5回 211-212
第6回 213-214
第7回 Chapter VII, 215-216
第8回 217-218
第9回 219-220
第10回 221-222
第11回 223-224
第12回 225-226
第13回 227-228
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
テキストの予習もさることながら、ヒューウェルが扱っている科学の歴史については、受講者が各自で分からないことを調べることも必要になる。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | ほぼ毎回のペースで、参加者に訳を担当してもらう予定である。そうした平常点で100%とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
William Whewell, The Philosophy of the Inductive Sciences, a reprint of the 1840 edition (The Origins of Modern Philosophy of Science 1830-1914), London: Routledge/Thoemmes Press, 1996