シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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西洋近世哲学特殊研究B | 2024 | 後期 | 金5 | 文学研究科博士課程後期課程 | 青木 滋之 | アオキ シゲユキ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-WP6-104L
履修条件・関連科目等
西洋近世哲学特殊研究Aと連続しているため、Aに続いて履修することが望ましい。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
ヒューウェルの『帰納的諸科学の歴史』(初版1837)に続く、『帰納的諸科学の哲学』(初版1840)を精読する。ヒューウェルは当代を代表するpolymath(万能学者)であり、同著も純粋科学から力学、化学、形態学、分類学に及ぶ諸科学の発展を見渡した、包括的なものとなっている。
科目目的
科学哲学という言葉は、英語ではこのヒューウェルが『帰納的諸科学』で用いたのが用法としては初出と考えられているが、そうした史的データに基づいた哲学が当初どのように構想されていたのか、大きな視点から19世紀に始まる科学哲学の流れを押さえることを目的としたい。
到達目標
科学哲学の創成期の著作に慣れ親しむことで、現代の細分化された科学哲学とは異なる、本来の科学哲学―科学全体マップなるものへの志向性とでも呼ぶべきもの―を感じ取ることを目標としたい。
授業計画と内容
第1回 前期のおさらい
第2回 Part I, Book III, Chapter VII, 229-230
第3回 231-232
第4回 233-234
第5回 235-236
第6回 237-238
第7回 239-240
第8回 241-242
第9回 243-244
第10回 Chapter VIII 245-246
第11回 247-248
第12回 249-250
第13回 251-252
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
テキストの予習もさることながら、ヒューウェルが扱っている科学の歴史については、受講者が各自で分からないことを調べることも必要である。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | ほぼ毎回のペースで、参加者に訳を担当してもらう予定である。そうした平常点で100%とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
William Whewell, The Philosophy of the Inductive Sciences, a reprint of the 1840 edition (The Origins of Modern Philosophy of Science 1830-1914), London: Routledge/Thoemmes Press, 1996