シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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グローバリゼーション論特殊研究 | 2024 | 前期 | 火2 | 文学研究科博士課程後期課程 | 野宮 大志郎 | ノミヤ ダイシロウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-SC6-118L
履修条件・関連科目等
特になし。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「グローバル化」の定義や国際社会におけるグローバル化の影響を検証し、国際社会を分析する基礎知識や方法論を学びます。授業では、「社会学的想像力」を高め、グローバル化が深化した国際社会の人権、貧困や格差、民主主義、環境問題などについて、ディスカッションを実施します。
科目目的
本授業を通して高度な知的教養を獲得することはもちろん、グローバルな現象の登場とその影響を研究を通して論理的に説明し、また研究成果をグローバルな世界に投げかけ、さらには、グローバルな世界のあるべき姿について提言する力を涵養します。
到達目標
本授業を通して、受講生は、自らが関心を持つグローバルな現象に対して、それが何であるかを理解します。次に、その生成原因・過程とその影響(世界的影響と国家や地域社会への影響)を論理的に説明できるようになります。最後に、こうしたグローバルな変化を前提として、どのような世界が望ましい世界かについて議論できるようになります。総じて、このような理解をグローバルな世界に発信できるようになります。また、本授業を通して、学術論文が執筆できるようになることも目標の一つです。
授業計画と内容
1. イントロダクション:グローバル化の概念化や歴史について
2. グローバル化を定義する
3. 経済のグローバル化
4. グローバル問題についてのディスカッション
5. 政治のグローバル化
6. グローバル問題についてのディスカッション
7. テクノロジーのグローバル化
8. グローバル化についてのディスカッション
9. 文化とグローバル化
10.グローバル問題についてのディスカッション
11. 環境とグローバル化
12.グローバル問題についてのディスカッション
13.不平等とグローバル化
14.総括:まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業の講義では、Ritzerの『Globalization』を、またグローバル問題についてのディスカッションには、TEDTalksを使用します。英語運用能力の向上のためにも予習や復習をお願いします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 議論の論理的展開や独創性を含め、学術論文と見做して、その完成度から採点する。 |
平常点 | 40 | 授業内容報告と討議への貢献度、実践力 |
その他 | 20 | プレゼンテーションを行う。プレゼンテーションに見える知的教養と論理的構成力 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
ターム・ペーパー、報告レジュメは、受講者全員にメーリングリストで配布し、当日もスライド等と用いて発表し、議論を進める。ディスカッションも、対面で参加できない学生との間をオンラインで接続し、ハイフレックス型の授業を行う。各種の端末を各自が使用し、manabaの掲示板やチャットの機能などを活用する。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
Ritzer, George.『Globalization: the Essentials』 (2011) Wiley-Blackwell.
Steger, Manfred & Amentahru Wahlrab.『What is Global Studies? : Theory and Practice』 (2017) Routledge.
原田順子・北川由紀彦『グローバル化と私たちの社会』(2017)NHK出版。
マンフレッド・スティーガー『グローバリゼーション』(2011)岩波新書。
高柳彰夫・大橋正明編著『SDGsを学ぶ: 国際開発・国際協力入門』(2018)法律文化社。
デヴィッド・ヘルド『グローバル化とは何かー文化・経済・政治―』(2002)法律文化社。