シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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臨床社会学特殊研究 | 2024 | 後期 | 金5 | 文学研究科博士課程後期課程 | 天田 城介 | アマダ ジョウスケ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-SC6-124L
履修条件・関連科目等
履修条件は、複眼的かつ徹底的に社会学について学ぶ意志があることです。とりわけ、本講義では私たちの臨床における社会的出来事/社会的現実を詳細に論考していきますので、私たちの日々の相互行為を通じていかに臨床の現場が構成されていくのか、そうした臨床における社会秩序はいかにして可能かを思考することに関心を持つ学生にとって適切な科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
臨床社会学に関連する著書や論文を講読した上で、臨床社会学は今日いかなる展開を示しているのか、そのような展開によって何が発見され、何が見失われたのかを検討します。その後、いかなる臨床の場面の何がいかに語られているのか、なにゆえそのような語り口になっているのか、そのことで不可視化されている現実はいかなるものであるのかを考えていきます。
科目目的
現代社会ならびにそれを思考する社会学はなにゆえ「臨床」を対象とするのか。その臨床社会学は今日いかなる展開を示しているのか、具体的には「臨床」における何を対象に分析しているのか。「臨床」のうち、社会学においてある現実が選択され、ある現実が選択されないのはなぜか。そしてその「臨床」の対象の何がいかに語られているのか。それは臨床社会学をいかにして形作っているのか。社会学者がいかなる「臨床」で、何をいかに思考しているのかを社会学的に分析することが本講義の目的です。
到達目標
①現代社会において立ち現れる諸現象・諸問題を経験的データから緻密かつ詳細に読み解くことができる。
②現代社会において立ち現れる諸事象・諸問題を臨床社会学視点から微細かつダイナミックに読み解くことができる。
③現代社会の諸現象・諸問題を微細な観察を通じて分析し、新たに社会を構想することができる。
授業計画と内容
第01回 社会学における臨床社会学
第02回 臨床社会学の歴史
第03回 臨床社会学の展開
第04回 臨床社会学の今日的展開・1 医療の臨床
第05回 臨床社会学の今日的展開・2 福祉の臨床
第06回 臨床社会学の今日的展開・3 労働の臨床
第07回 臨床社会学の今日的展開・4 教育の臨床
第08回 いかなる臨床が語られるのか・1 臨床の主題設定
第09回 いかなる臨床が語られるのか・2 臨床の方法論
第10回 いかなる臨床が語られるのか・3 臨床の方法論的限界設定
第11回 臨床の何がいかに語られるのか・1 臨床の対象設定の困難
第12回 臨床の何がいかに語られるのか・2 臨床の守備範囲と射程設定の困難
第13回 臨床社会学をめぐる社会学的可能性と社会学的困難
第14回 総括・まとめ 課題論文の提出
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前学習としてあらかじめ指示されたテキストの該当箇所を読み、講義後は配布されたレジュメや資料を熟読し、設定された締切までに授業内レポートと課題論文を必ず提出してください。講義時間外にも研究会や各種プロジェクトへの参加をしてもらう中で指導と質疑応答を適宜行います。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 80 | 授業内レポート(50%)、課題論文(30%)で評価します。 |
平常点 | 20 | 授業内での報告と討議への貢献度(20%)で評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
大学院授業専用のメーリングリストにて各種の連絡をします。また、manaba掲示板、C-plusのメール等で情報共有・補助的な議論を行います。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業内容については資料やレジュメを毎回配布しますので、テキストは使用しません。参考文献は毎回レジュメ等で示します。