シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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臨床・健康心理学特殊研究Ⅰ | 2024 | 前期 | 水1 | 文学研究科博士課程後期課程 | 中村 菜々子 | ナカムラ ナナコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-CY6-103L
履修条件・関連科目等
臨床心理学コースの学生のみ履修可能です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
心や身体の健康について,1)どうしたら健康を維持できるか(問題の発生予防,積極的な健康増進など),2)生じた問題にどう対応できるか(早期受療の支援,心身健康に影響する心理的要因の検討,治療関連行動の支援など)について行いうるアプローチについて考えます。これらを心理学によって検討する際には,心身不調に関わるメカニズムの理解に役立つ基礎研究,メカニズムに関する基礎研究を生かした応用実践・介入研究,地域でメンタルヘルスケアを必要な人に届けるために必要な環境整備といった点からの研究が必要となります。受講生の研究テーマに応じて,関連文献の輪読とディスカッションを中心とした授業を展開します。
科目目的
臨床心理士の業務である「臨床心理学的研究」および公認心理師の各業務の基盤となる実証的な臨床力を培うことを目的とし、臨床心理学研究における基礎理論と実際の運用を学ぶことを目的とします。中でも心や身体の健康に関する増進、予防、治療に関わるテーマを扱います。
到達目標
以下2点を到達目標とします。
1)心身の健康について,実験・調査・介入の各方法論の概要と,各方法の長所・短所を理解することができる
2)自分の研究テーマについて,その領域の先行研究を整理し,研究目的を説明することができる
授業計画と内容
授業は受講者の研究計画発表、教科書講読(教科書講読の数値は、教科書内の章・節番号に対応しています)、先行研究の紹介の3つから構成されています。
第01回 授業オリエンテーション,発表順序の決定
第02回 担当教員自身の研究紹介(講義)
第03回 教科書講読1(5章:研究計画書の作成)
第03回 受講者の研究計画発表1
第04回 教科書講読2(序章:1なぜ臨床研究が必要か~5疫学・統計学のセンスを持つ)・先行研究の発表1
第05回 教科書講読3(1章:1研究の構想)・先行研究の発表2
第06回 教科書講読4(1章:2先行研究の成果の確認)・先行研究の発表3
第07回 教科書講読5(2章:1疫学とは何か)・先行研究の発表4
第08回 受講者の研究計画発表2
第09回 教科書講読6(2章:2実態を要約する記述疫学研究)・先行研究の発表5
第10回 教科書講読7(2章:3予後を調べるコホート研究)・先行研究の発表6
第11回 教科書講読8(2章:4原因を遡及する症例対照研究)・先行研究の発表7
第12回 教科書講読9(2章:5治療・予防の有効性を検証する介入研究)・先行研究の発表8
第13回 教科書講読10(3章:倫理的配慮)・先行研究の発表9
第14回 受講者の研究計画発表3・まとめと振り返り
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各回の授業は必ず復習し,わからない点は次回授業の前に質問してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 平常点100%(授業への参加度,受講態度,授業中に課した発表の内容,ディスカッションへの参加・貢献度) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
臨床心理士・公認心理師として、病院、クリニック、就労支援施設、大学附属相談室等で臨床業務に携わってきました。現在も医療領域で臨床業務を行っています。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
臨床業務から作られる臨床疑問(clinical question)を研究疑問(research question)として整理していくプロセスについて教授します。
テキスト・参考文献等
テキスト
川村 孝(2020)臨床研究の教科書 第2版: 研究デザインとデータ処理のポイント 医学書院
参考文献
適宜授業中に指示します。
その他特記事項
授業の各回には,受講生によるディスカッションが含まれます。