シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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情報心理学特論 | 2024 | 後期 | 金6 | 国際情報研究科修士課程 | 村田 雅之 | ムラタ マサユキ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
IG-PY5-SC02
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
情報は、真空の中ではなく、様々な社会的条件のもとで生み出され流通している。メディア社会の急激な発展のもとで、情報を読み解き、巧みに表現するスキルの獲得が、重要になってきている。そこで少なくとも、メディア情報のよき「読み手」となるための知識を、確実に習得する必要がある。また、「情報処理する主体としての個人のこころ」というミクロな側面だけでなく、「情報のもたらす集団的・社会的な影響」というマクロな側面まで、広く把握しなければならない。さらに、急速なデジタル技術の発展は、多くの可能性をもたらす一方、これまで直面したことのない、複雑な課題を現代人につきつけている。情報化の「光と影」を軸に、複雑に絡み合う社会事象を、多面的に捉える姿勢を取得することが重要である。このような認識から、おもに「メディアと情報」、「社会と情報」、「技術と情報」の3テーマについて、講義する予定である。もちろん、「情報=コンピュータ」ではない。多様な社会事象を、科目名にある「情報」と「心理」、そして「社会」の視点から、串刺し的に読み解いていきたい。
(注)授業の具体的な進行については、履修者の人数が限られる前提のため、所属ゼミの領域、問題意識の分布などに基づき、「グループ作業に基づく発表を中心とした形式」に変更を行う可能性がある(昨年度はこの変更を行った)。ついては、初回のオリエンテーションで、方針を確認すること。
科目目的
情報社会の行方について、心理の視点から考察するための基礎知識を修得することを目的とする。
到達目標
(1) 情報の読み手となるための知識を修得できる。
(2) 現代の様々な社会事象について、情報の流れの視点から把握できる。
(3) 情報化の光と影を軸に、複雑な社会事象を多面的に捉える姿勢を修得できる。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション
【メディアと情報】
第2回 メディアリテラシー
第3回 メディアの影響
第4回 映像言語の分析
第5回 映像技法の基礎
第6回 情報の発信
【社会と情報】
第7回 情報の伝播と拡散
第8回 デジタル時代の不均衡
第9回 利便の代償
第10回 情報教育の行方
【技術と情報】
第11回 情報技術とヒトの意味
第12回 情報技術の導入と選択
第13回 情報技術のもたらす未来
第14回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
(1) 復習として、講義で学んだ内容(概念や理論など)を、日常に当てはめて具体的に検証してみること。
(2) 各回の講義に関連する最新技術や、それに伴う社会的問題について検索すること。
(注)「授業の概要」欄に記した「グループ作業に基づく発表」を中心とした形式に変更した場合は、授業時間外において、調査分析関連の検討や準備作業が必要になります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 70 | 各回のレポート(作業の場合は成果を含む) |
平常点 | 30 | 授業への参加態度(出席状況を基本に、作業の場合は積極性を含む) |
成績評価の方法・基準(備考)
・原則、10回以上授業に出席しないと成績評価の対象となりません。
・出席停止を除く欠席スコアが基準を超える場合は、代替課題の出題はせず、無条件で不可とします。「授業の概要」に記したように、グループ作業を中心にした形式に変更した場合も同様です。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
「授業の概要」欄に記したように、「グループ作業に基づく発表」を中心とした形式に変更する可能性があることをご了解ください。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
BYOD機器によるレポート提出など
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】使用しない。
【参考資料】授業中または前後にmanabaにて適時紹介する。
その他特記事項
【要確認】
「授業の概要」欄に記したように、具体的な進行については、「グループ作業に基づく発表を中心とした形式」に変更を行う可能性があります。
昨年度の進行状況から、相応の作業を継続的に要する可能性が見込まれるため、時間外の作業を避けたい学生、および2年次生(同じ時期の「2年次後期」に「修士論文」や「特定課題論文」を執筆)については、日程などの周辺条件を十分に確認、検討のうえで履修してください。
なお、グループ作業の場合は、学期の途中で放棄すると他の履修者の迷惑になることに留意してください。