シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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デジタルジャーナリズム特論 | 2024 | 前期 | 水6 | 国際情報研究科修士課程 | 松野 良一 | マツノ リョウイチ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
IG-ME5-SC05
履修条件・関連科目等
メディア・ジャーナリズム分野に関心があると同時に、関連論文を読み分析する意思があること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
教員が指定した、あるいは学生自らが選択したメディア・ジャーナリズム分野の論文(論考、評論、報告、記事なども含む)を読み解きプレゼンテーションを行う。それに対して、ディスカッションを行うという形式をとる。あわせて、教員が解説を行う。
科目目的
メディア・ジャーナリズム分野の現象、問題を発見し、それをどう解明・解決するのかについて、論文等を読み解きながら検討する能力を養う。
到達目標
1)メディア・ジャーナリズム分野の論文を読みこなすことができるようになる。
2)論文の構成、作成方法についての基本的なスキルを習得する。
3)ディスカッションを通して新しい知見・視点を獲得する。
授業計画と内容
第1回 デジタル時代における学生メディアの実験―「多摩探検隊」の事例
第2回 新型コロナウィルス感染症に関するフェイクニュースの分析
第3回 中国における微博の登場と変化
第4回 中国における市民ジャーナリズムの可能性と限界
第5回 地方メディアの危機と生き残り策
第6回 地域情報(戦跡など)の発掘とアーカイブ化・情報発信
第7回 地域議会からのメディア発信
第8回 映像制作実習で大学生は何に気づくのか?
第9回 大学におけるジャーナリズム教育と能力開発
第10回 マスコミ企業の不祥事の背景
第11回 「マスゴミ」の原因と解決策
第12回 原発問題と報道(ドキュメンタリー視聴後に討論)
第13回 沖縄問題と報道(ドキュメンタリー視聴後に討論)
第14回 総括・まとめ
*途中、ゲストを呼ぶ場合があります。順番が入れ替わる可能性がありますので、ご了承ください。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
教員から指定された論文、あるいは各人が発表する論文、参考書の担当章などについては、事前に読んで理解しておくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 自らが作成しようと考える論文の分野における先行研究の読み込みと発表内容を総合して評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
原則、10回以上授業に出席しないと成績評価の対象となりません。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
メール等で相談、連絡を受け付ける
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
対面を基本とするが、オンラインも活用する
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当教員は、朝日新聞社の記者として、社会部関連の事件事故、疑獄事件の取材に当たった後、TBS東京放送でディレクター・プロデューサーとしてドキュメンタリー番組の制作およびデジタル番組の開発を担当した。さらに、TBS在職中には、1996年8月~1997年9月の期間、フルブライトジャーナリストとしてHarvard Medical School, Center for Bioethicsに研究員留学した。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務家としての経験によって得られた知見は、授業内容に直接的に深く関係している。授業ではなるだけ、実社会の現象、問題、事件などに関する論文等を取り上げ、具体的に解析する授業を行う。
テキスト・参考文献等
楊曄、松野良一「アイスボーイ事件(冰花男孩)に関する中国ネット世論の形成-新浪微博の分析を通じてー」『国際情報学研究』1,167-193(中央大学機関リポジトリからダウンロード可)
張亜権、松野良一「中国におけるネット依存症青少年の回復教育プログラム : 南昌鴻傑少年学校を事例として」『総合政策研究』25,77-91(中央大学機関リポジトリからダウンロード可)
松野良一「ドキュメンタリー「As Human Beings」(日本・イスラエル・パレスチナ合同学生会議)を使った異文化間教育の試み」『異文化間教育』38,86-99(J-STAGE異文化間教育からダウンロード可)
その他特記事項
参考URL
松野ゼミ制作の動画サイト「多摩探検隊・にっぽん列島探検隊」
https://www.youtube.com/user/TamatanArchives