シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国際情報学研究指導Ⅰ | 2024 | 前期 | 土2 | 国際情報研究科修士課程 | 石井 夏生利 | イシイ カオリ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
IG-IF5-SE01
履修条件・関連科目等
関連科目:プライバシー情報法特論
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
プライバシー・個人情報保護法の歴史的発展から現代的課題に至るまでの経緯を講義し、修士論文等を作成するための基礎的知識を養う。加えて、国内外で生起する最新の議論動向をテーマに意見交換を行うとともに、法解釈論や裁判例の調査検討を行い、プライバシー・個人情報保護法のあり方を検討するための手法や考え方を指導する。
科目目的
この科目では、プライバシー・個人情報保護法について、①修士論文等を執筆する前提知識を得た上で、②国際的課題及び③国内的課題を発見し、④大学院レベルにおいて法解釈論や裁判例の調査検討を行うための基本的手法を養うことを目的とする。
到達目標
プライバシー・個人情報保護法について、
1 国内外の動向を含めた基礎的知識を正しく修得する
2 最新の国内外の問題を発見し、法的論点を列挙できる
3 法解釈論を整理ができる
4 裁判例の調査を行い、概要をまとめることができる
ことを目標とする。
授業計画と内容
他の法律系ゼミと合同で実施することを予定している。
第1回 ガイダンス:授業計画等
第2回 プライバシー・個人情報保護法の基礎知識①:国際動向
第3回 プライバシー・個人情報保護法の基礎知識②:国内動向
第4回 ディスカッション①:近時のトピック等
第5回 ディスカッション②:コンプライアンス関連
第6回 ディスカッション③:社会的課題
第7回 判例調査①:国外(欧州/米国)の裁判例
第8回 判例調査②:国内の裁判例
第9回 法解釈論①:プライバシー権
第10回 法解釈論②:国外の法令(EU一般データ保護規則等)
第11回 法解釈論③:個人情報保護法
第12回 論文構成の基礎
第13回 論文構成の検討
第14回 まとめ:全体の振り返り
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
指定した文献や裁判例等を事前に読むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 授業への参加態度(質疑、意見)、プレゼンテーション等を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
原則、10回以上授業に出席しないと成績評価の対象となりません。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特定のテキストは用いない。講義担当者やプレゼン担当者の用意するレジュメ等の配付資料を用いる。
参考文献は以下の通り。
堀部政男『個人情報保護委員会初代委員長の回顧』(商事法務、2023年)
学術雑誌『情報通信政策研究』(総務省情報通信政策研究所)
https://www.soumu.go.jp/iicp/journal/index.html
石井夏生利『EUデータ保護法』(勁草書房、2020年)
同『新版 個人情報保護法の現在と未来-世界的潮流と日本の将来像』(勁草書房、2017年)
同『個人情報保護法の理念と現代的課題-プライバシー権の歴史と国際的視点』(勁草書房、2008年)