シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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応用ミクロ経済学 | 2024 | 後期 | 火2 | 総合政策研究科博士課程前期課程 | 実積 寿也 | ジツヅミ トシヤ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PG-TE5-101L
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
情報通信やネットビジネスの分野における特徴的な経済事象について学ぶとともに、電気通信の分野を規律してきた伝統的規制とその規制緩和方法や、近年生まれつつある新しい政策チャレンジに関する理論を分析します。初めは講義形式で進行しますが、途中から演習形式を併用しつつ、教員と学生がともに学んでいきます。
科目目的
経済学を基にした論文作成に必要な基礎知識を身につける。なお、具体的な議論は、情報通信分野における事象を中心に扱う。
到達目標
本講義は以下の三点の習得を目標とします。
1.情報通信分野の事象について理論的に読み解く能力
2.情報通信分野に関する最新の学術論文を十分に理解できる能力
3.自ら情報収集を行い、新しい論点を追加できる能力
授業計画と内容
1. オリエンテーション、情報通信産業の特質
2. ミクロ経済学:消費者理論
3. ミクロ経済学:生産者理論
4. ミクロ経済学:産業組織論
5. 情報通信分野の特徴1:自然独占
6. 情報通信分野の特徴2:規制緩和
7. 情報通信分野の特徴3:ネットワーク効果
8. 情報通信分野の特徴4:二面市場、フリーミアム
9. The Structure and Functions of Networks
10. The Design and Costs of Networks
11. Pricing Network Services
12. Network Regulation Basics
13. Economic Effects of Regulating Access to Networks
14. Network Neutrality versus Network Diversity
なお、上記はシラバス作成時の予定であり、変更の可能性があります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義形式の箇所については、事前に配布する資料を読み込んだ上で、要約レポートを作成して講義に参加してください。演習形式になって以降は、報告担当者は課題発表や質疑への準備のレポートを、報告担当者以外は当該部分の要約レポートを講義前日までに提出して講義に参加してください。
また、学会、セミナー、研究会などへの参加を求める場合があります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | テキストをベースにレポートやレジュメを提出してもらいます。 |
平常点 | 50 | 講義への主体的な参加状況によって判断する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
成績は、レポート提出・報告と議論参加(話題提供や質疑)から総合的に評価します。成績配分は、レポート提出・報告が50%、議論参加が50%。
なお、病欠・公欠といった特段の理由なく欠席がある場合、あるいは無断欠席の場合は、単位を一切認めないので注意してください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
1986年から2004年まで総務省勤務
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
講義では情報通信分野について取扱いますが、その内容について過去の実務経験で補完します。
テキスト・参考文献等
ISBN: 9780521673860
Spulber, D.F. & Yoo, C.S. Networks in Telecommunications: Economics and Law. Cambridge University Press, 2009.
それ以外の必要資料についてはその都度指示します。
その他特記事項
講義部分については日本語の利用を予定していますが、受講者からの要望があれば英語で行います。演習形式で進行する部分はレジュメ作成および報告を英語および日本語で行います。