シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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法人類学 | 2024 | 後期 | 金4 | 総合政策研究科博士課程前期課程 | 高野 さやか | タカノ サヤカ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PG-CA5-101L
履修条件・関連科目等
文化人類学の基礎的知識を身に付けていること。英語の文献を読みこなせる程度の語学力があること。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
文化人類学は、人々の日常的な実践と結び付けて法・権力・制度の多様な現れ方を論じてきました。この授業ではこうした広義の法にまつわる人類学の文献から、身の回りの事象を読み解いていきます。
科目目的
日本および世界で起きている問題を人類学の視点から考察すること。
到達目標
発表とディスカッションを通じて、法の概念とその広がりについて理解を深めること。
授業計画と内容
1.イントロダクション
2.人類学から法をみるということ
3.法人類学の展開(1):未開法へのまなざし
4.法人類学の展開(2):紛争処理の民族誌
5.法人類学の展開(3):多元的法体制論とその課題
6.所有概念のゆらぎ(1):知的財産権
7.所有概念のゆらぎ(2):臓器移植
8.所有概念のゆらぎ(3):生殖医療
9.所有概念のゆらぎ(4):土地所有の現在
10.国境を越えていく法(1):国籍とアイデンティティ
11.国境を越えていく法(2):流通する人権概念
12.国境を越えていく法(3):慣習法の現代的意義
13.紛争後の社会の再構築
14.総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業への参加・貢献度を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
Moore, Sally Falk (ed.) Law and Anthropology. Blackwell. 2005. ISBN: 1405102284
Berman, Paul Schiff (ed.) The Oxford Handbook of Global Legal Pluralism. Oxford University Press. 2020. ISBN: 9780197516744
追加の参考文献は、必要に応じて授業中に指示する。