シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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司法過程論 | 2024 | 前期 | 水3 | 総合政策研究科博士課程前期課程 | 柳川 重規 | ヤナガワ シゲキ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PG-CR5-102L
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
刑事手続におけるプライヴァシーをテーマに授業を行う。主に英文の資料を用い、該当箇所を報告者が日本語に訳して報告し、私が解説を加えた上で、参加者全員で議論する。
科目目的
刑事手続におけるプライヴァシー保護に関する合衆国最高裁判所の判例法理の歴史的展開、我が国の法理論・法実務に与えた影響等について基本的な理解を得る。
到達目標
刑事手続におけるプライヴァシー保護に関する英語文献の内容を正確に理解し、そこで示されている様々な見解を比較検討しつつ、自身が妥当と思う見解を説得的に提示できること。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス
第2回 合衆国憲法第4修正によるプライヴァシー保護に関する概括的説明
第3回から第13回は、テキストの該当箇所を授業参加者が日本語に訳して報告し、それに対して私が解説を加えた上で、当該箇所に書かれている内容について議論する。
第3回 財産権保護とプライヴァシー保護
第4回 通信傍受規制の歴史的展開ーアメリカ合衆国の場合
第5回 通信傍受規制の歴史的展開ー我が国の場合
第6回 Katz判決を読む
第7回 Katz判決の意義
第8回 プライヴァシーの合理的期待という概念
第9回 プライヴァシーの合理的期待基準についての判例の展開
第10回 位置情報の取得ーGPS捜査
第11回 位置情報の取得ー基地局情報
第12回 位置情報の取得の法的規律に関する日米比較
第13回 プライヴァシー概念の将来
第14回 総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
テキスト
Ttomas K.Clancy, The Fourth Amendment, Its History and Interpretation 3rd ed.,Carolina Academic Press 2017
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | テキストを正確に理解しているか。議論に加わり自身の見解を説得的に述べることができるか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
Ttomas K.Clancy, The Fourth Amendment, Its History and Interpretation 3rd ed.,Carolina Academic Press 2017