シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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経営戦略論 | 2024 | 後期 | 水4 | 総合政策研究科博士課程前期課程 | 林 正 | ハヤシ タダシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PG-MN5-202L
履修条件・関連科目等
学部で経営学の講義や演習を履修していることが望ましいです。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この講義では、経営戦略論の主要な理論や概念について学習します。経営戦略は企業の存続や成長といった長期的な経営成果に関わるものであり、企業経営において重要な意味を持ちます。その検討対象には、業界の構造や基本戦略、多角化や垂直統合など、さまざまなものが含まれます。これらの戦略策定を行う際に考慮するべき重要な点について、文献の輪読と講義、そしてディスカッションを通じて理解を深めます。講義の進め方としては、経営戦略論の理論や概念に関する学習を輪読形式や講義形式で行い、各回の内容に関連する事例を取り上げてディスカッションを行います。理論に関する学習では、現実の企業行動を検討する上での視点を培い、事例の分析では実践的な応用力を高めることを目指します。事例分析ではディスカッションを重視するため、各受講者は、事前に毎回の課題に取り組み、それを用いて議論に参加することが求められます。
科目目的
この講義の目的・到達目標は、経営戦略論の主要な理論や概念、分析手法への理解を深めること、また現実の企業の行動に対して、講義で取り上げる経営戦略論のさまざまな視点から独自の分析を行う力を身につけることです。最終的には、特定の業界における企業の全社戦略や事業戦略に関する、独自のレポートを作成してもらいます。
到達目標
・経営戦略論における基礎的な理論や概念を理解し、それらを説明できる
・経営戦略論における理論や概念を応用して、現実の企業や組織が直面する様々な経営課題を分析し、その解決策を提案できる
授業計画と内容
第01回 ガイダンス
第02回 SCP理論
第03回 リソースベースドビュー
第04回 情報の経済学
第05回 エージェンシー理論
第06回 取引コスト理論
第07回 ゲーム理論
第08回 リアルオプション
第09回 企業行動理論
第10回 知の探索と知の深化
第11回 組織の記憶
第12回 組織の知識創造
第13回 組織ルーチン
第14回 組織の動態的能力
*受講生の理解度や授業の進行速度、社会経済状況によって、順番や内容の変更がありうることに留意してください。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回の授業では、報告担当ではない履修生にも、それぞれの内容に即した課題(A4用紙2枚程のレポートの提出と約5分間の報告)を用意していますので、授業時間外に作成し、提出してもらいます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 経営戦略論の理論や概念を理解し、それらを活用して分析が行えているかを評価します。 |
平常点 | 50 | 経営戦略論の理論や概念を理解し、わかりやすく報告できているかを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業中の報告(50%)と、レポート課題(50%)を総合的に評価します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
必要に応じてmanaba、およびweb会議システムを利用します。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは第1回の履修ガイダンスにてお知らせします。必要に応じて参考文献等を指示します。
【参考文献】
淺羽茂・牛島辰男『経営戦略をつかむ 』2010年, 有斐閣.
入山章栄『世界標準の経営理論』2019年, ダイヤモンド社.
マイケル・A・ヒット、R・デュエーン・アイルランド、ロバート・E・ホスキソン〔久原正治・横山寛美監訳〕『戦略経営論 -競争力とグローバリゼーション-』2014年, 同友館.
網倉久永・新宅純二朗『経営戦略入門』2011年, 本経済新聞社.
その他特記事項
受講生の関心に応じて、適宜重要な文献などを紹介します。