シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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環境と都市 | 2024 | 後期 | 月4 | 総合政策研究科博士課程前期課程 | 平野 廣和 | ヒラノ ヒロカズ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PG-UR5-301L
履修条件・関連科目等
「経済学」、「行政学」、「都市工学」、「環境学」などの都市に係わる総合知識と情報処理の手法を必要とする。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
21世紀も20年近く経過した今日、我が国の都市の環境は様々な社会情勢の変化に直面している。都市への人口集中の鈍化、国際化、高度情報化、あるいは経済・産業の空洞化の進展、高齢化・少子化の急速な進行、国民ニーズの更なる多様化・高度化などの動向に鑑み、これまでの都市の成長・拡大への対応を中心とした環境整備から新たな状況にふさわしい都市・環境整備への転換が求められている。さらに、高齢化等に伴う将来の投資余力の減少も予想されており、新たな都市・環境整備を緊急に進める必要は極めて高いものがある。
一方、各種の災害に対処するのも社会開発の大きな役割である。自然災害はもちろんのこと、都市機能の高度化に伴う要因の複雑な新しい災害にも対処しなくてはならない。災害に備えて被害を最小限にくい止めるためにもハード面の防災施設・防災システム整備とともに、ソフト面からの防災に関する政策提言の重要性も強調されるところである。特に、現在の最先端技術を結集して観測に当たっている防災予測や数値予測シミュレーションの結果を、すみやかに末端の人々に伝えるシステムと即座に対応できる行政の態勢作りが急がれているので、これに対応しての講義を行う。
科目目的
環持続可能な次世代型地域社会の空間構造と社会資本整備のあり方を探り、都市の将来像の提案を行う。
到達目標
都市の自立化と広域連携手法を防災問題からとらえ、次に都市環境の形成手法、都市開発マネージメント手法等都市の過去・現在の再現・分析方法、将来計画に向けた研究を行う。
授業計画と内容
第1回 都市と環境に関する講義概要説明
第2回 2018年に日本で発生した災害
第3回 日本で発生する地震災害(海洋型地震:東北地方太平洋沖地震)
第4回 日本で発生する地震災害(直下型地震:兵庫県南部地震)
第5回 日本で発生する地震災害(新潟中越地震から熊本地震)
第6回 関東平野で発生する地震災害
第7回 大都市で発生する地震災害
第8回 降雨災害のメカニズム・降雨現象の変化に関して
第9回 都市での新たな降雨災害と防災に関して
第10回 都市における防災対策の立案
第11回 都市での環境変化
第12回 地方都市での環境の変化
第13回 海外からの影響に左右さ
第14回 都市と環境に関する総括とまとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義の毎にManaba上に講義で使うパワーポイントを掲載する。これを見て必ず予習・復習をすることが必要である。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 2回程度のレポートを提出する。 |
平常点 | 60 | 出席率が70%に満たない者、課題を提出しない物はE判定とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
ノートPC等を使用する。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
manaba上で本授業用に作成した「テキスト」を配布する予定。