シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊研究Ⅰ(社会学研究) | 2024 | 通年 | 火5 | 総合政策研究科博士課程後期課程 | 篠木 幹子 | シノキ ミキコ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
PG-IF6-101L
履修条件・関連科目等
博士後期課程1年生であること。社会学、統計学、社会調査法に関する基礎的知識を有する必要がある。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
リサーチクエスチョンの設定、社会学理論の整理および仮説の導出、適切な調査法の確認および手法の習得を通して、現実の社会問題に焦点を当てて分析を行い、論文の執筆を行う。
科目目的
自ら設定したリサーチクエスチョンに対して適切にアプロ―チし、論文を執筆するために、論文執筆に必要な理論的思考や方法論の習得を目指す。実際に、現実世界の社会問題に対し、社会学の理論を適用させ、適切な社会調査法に基づきながら、問題解決を目指すことを目的とする。
到達目標
本科目では、次の目標に到達することを目指す。
(1)投稿論文の書き方を理解する。
(2)投稿論文を執筆する。
(3)査読に対するリプライの方法を理解する。
授業計画と内容
前期】
第01回 社会問題の背景
第02回 社会問題の発見
第03回 リサーチクエスチョンの考え方
第04回 検討課題の考え方
第05回 問題の概要の整理1:質的資料の収集
第06回 問題の概要の整理2:量的資料の収集
第07回 問題の概要の整理3:社会統計の扱い方
第08回 文献リストの作成
第09回 先行研究の整理1:理論的な先行研究の扱い方
第10回 先行研究の整理2:理論的な先行研究のまとめ方
第11回 先行研究の整理3:対象の具体的な内容に関する先行研究のまとめ方
第12回 仮説の考え方
第13回 仮説の導出
第14回 調査の企画
【後期】
第15回 調査票の作成
第16回 調査票の検討
第17回 調査の実施
第18回 調査データの整理
第19回 調査データの構築
第20回 調査データの分析1:記述統計
第21回 調査データの分析2:クロス表
第22回 記述統計・クロス表から得られた知見に関する議論
第23回 調査データの分析3:平均の差
第24回 調査データの分析4:多変量解析
第25回 平均の差の分析、多変量解析から得られた知見に関する議論
第26回 研究の独自性の検討
第27回 研究の学問的貢献の検討
第28回 今後の研究方針の検討
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
先行研究を読み、それを批判的に整理しながら、自らの研究の視点を明確にする。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 80 | 課題に対して適切に論文が執筆できているかどうか |
その他 | 20 | プレゼンテーションの内容がわかりやすく、きちんと報告できているか |
成績評価の方法・基準(備考)
報告20%、論文の内容80%で、全体で60%以上を合格とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
野村康,『社会科学の考え方―認識論、リサーチ・デザイン、手法』名古屋大学出版会, 2017年
(ISBN 978-4815808761).
片瀬 一男・高橋 征仁・阿部 晃士, 『社会統計学ベイシック』ミネルヴァ書房, 2015年.
(ISBN:978-4623074037)
片瀬一男・阿部晃士・林雄亮・高橋征仁. 『社会統計学アドバンスト』ミネルヴァ書房, 2019年.
(ISBN:978-4623083701)
必要に応じて参考文献等を指示する。