シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊研究Ⅱ(政治心理学) | 2024 | 通年 | 土5 | 総合政策研究科博士課程後期課程 | 荒井 紀一郎 | アライ キイチロウ | 2年次配当 | 4 |
科目ナンバー
PG-IF6-002L
履修条件・関連科目等
特になし。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本演習の目的は、政治学における様々なアクターの行動を説明する理論、モデルについての理解を深めるとともに、履修者自身でこれらアクターの行動に関する仮説を立てて、調査・実験データの分析を通じて検証するスキルを身につけることにある。過去50年の間に、社会科学ではアクターの行動を「科学的に」説明しようとする研究が飛躍的に発展し、多くのモデルが構築されてきた。一方で、未だに解明されていない行動のメカニズムも多く、現在も様々なアプローチから多くの研究者による挑戦が続けられている。本演習では、最先端の行動モデルについて理解した上で、履修者自身が人々の行動メカニズムを検証することができるようになるためのスキルの養成を目指す。
科目目的
前期では主に課題資料を用いて、社会科学におけるアクターの行動モデルと理論構築および実証分析の方法について解説し、その上で世論調査/社会調査データの2次分析を行う。履修者には、毎週指定される文献を読んで課題に答えることが求められる。後期では、履修者の関心に沿った実証研究を行う。その際、研究テーマによっては実験やアンケート調査なども実施する。
到達目標
・社会科学におけるアクターの行動モデルと理論構築および実証分析の方法についての理解を深める
・世論調査/社会調査データの2次分析によって多変量解析の方法を身につける
授業計画と内容
■前期
第01回 イントロダクション
第02回 理論:経済学的モデル
第03回 理論:心理学的モデル
第04回 理論:政治学的モデル
第05回 理論:行動経済学・実験経済学・神経科学・進化生物学的モデル
第06回 理論構築の方法1(因果関係の定義と条件)
第07回 理論構築の方法2(戦略的相互作用とゲーム理論)
第08回 実証分析の方法1(仮説検証、ロジカルシンキング)
第09回 実証分析の方法2(調査データの扱い方)
第10回 実証分析の方法3(多変量解析の基礎、統計ソフトの扱い方)
第11回 実証分析実習1
第12回 実証分析実習2
第13回 実証分析実習3
第14回 論文執筆とプレゼンテーションのルールと技法
■後期
第01回 イントロダクション
第02回 研究計画報告1
第03回 研究計画報告2
第04回 研究計画報告3
第05回 調査・実験準備1
第06回 調査・実験準備2
第07回 調査・実験準備3
第08回 調査・実験準備4
第09回 データ分析1
第10回 データ分析2
第11回 データ分析3
第12回 論文執筆1
第13回 論文執筆2
第14回 最終成果報告1
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回していされる課題文献を読み、コメントペーパーを作成しつつ、自身の研究を進めていくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 下記参照のこと。 |
成績評価の方法・基準(備考)
各回の課題(前期):20%
研究計画書(前期):20%
最終成果にもとづいて執筆する論文(後期):50%
授業への貢献(通年):10%
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
レジュメなどの資料を適宜配布する予定である。参考文献は履修学生の研究テーマに合わせて紹介する。