シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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【通教 通信授業】国際私法 | 2024 | その他 | ー | 通信教育課程 | 佐藤 文彦 | 3・4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
JD-IR3-218L
履修条件・関連科目等
履修条件:通信教育課程の学生対象
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
法律関係を構成する要素(主体、客体、行為)のいずれもが、日本とのみ結びついている場合、当該法律関係は、日本法で判断されることになる。これに対し、そうした要素の少なくともいずれか一つが、外国と結びついている、渉外的な法律関係(たとえば、外国人夫婦が日本で離婚する、外国に所在する目的物を売買する、日本人同士が外国で婚姻する)は、どのように処理されるべきか。この点からして、いくつかの選択肢があるが、日本においては、渉外的私法関係は、直ちに日本法により解決されるのではなく、主に、類型的な生活関係ごとに、最も密接な関係があるとされる国の法律を適用して解決しようとする。
国際私法とは、渉外的私法関係を対象とするものである。このため、同じく私法関係であっても、国内的な私法関係とは、規律の目的も、規律の方法も、大きく異なる。渉外的私法関係が問題となる場面は、思いがけず身近な場面で生起するし、ニュースとして注目されることも多い。そうした問題を考えるための、基本事項を講ずる。
科目目的
現在、世界中で、実に多様な渉外事件が生起している。こうした渉外事件を解決するための、理論的な枠組を把握し、解決できるようになるための、基本的な理解を身につけてもらうことが、この授業の目的である。
到達目標
到達目標となるのは、(1)国際私法総論上の、専門用語及び基本構造の把握と、(2)国際私法各論の、問題解決の実践、である。
授業計画と内容
1. 基礎理論
1-1. 基本概念
1-2. 牴触規定の構成及び解釈--枠組決定
1-3. 牴触規定の構成及び解釈--派生的諸問題
1-4. 小括
2. 渉外私法事件処理の要領
3. 国際私法解釈の実践例
4. 応用--国際家族法
4-1. 属人法
4-2. 国際婚姻法
4-3. 国際親子法
4-4. 小括
5. 国際私法史
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
(1)民法については(できれば、民事訴訟法についても)、ごく基本的な理解があることが望ましい。
(2)まず、教科書を熟読すること。参考文献に頼り、とりあえずレポートを作成することは、レポート合格への回り道にしかならない。
(3)Cloud Campus公開教材「道しるべ」にてPDFデータでの閲覧が可能となっている、補助教材『Libellus 2 レポートの書き方』に収録されているもののうち、「法律論文の書き方について」(山内惟介先生がお書きになられたもの)は、特に参照するに値する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 試験(科目試験またはスクーリング試験)により最終評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
通信教育課程 在学生サイト 教科書一覧を参照
https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/tsukyo-current/textbook?authuser=0
その他特記事項
【通信教育課程はなし】