シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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【通教 短期】特殊講義1[警察捜査実務] | 2024 | その他 | 在学生サイトの各スクーリングのページをご確認ください。 | 通信教育課程 | 四方 光、常盤 一夫、柳川 重規 | 1~4年次配当 |
科目ナンバー
JD-OL1-301L
履修条件・関連科目等
履修条件:通信教育課程の学生対象
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
刑事訴訟法における司法警察職員による捜査手続きに関し、通常の「刑事訴訟法」では教授されない、警察捜査実務の現場における手続きや法令の執行について、警察捜査実務経験者による講義を行う。
具体的には、任意捜査と強制捜査のように刑事訴訟法学でもよく扱われる論点について、警察ではどのような実務上の課題に直面しているかを知るだけでなく、犯罪立証上不可欠な証拠品の管理の在り方、国際捜査の実情、総合的治安対策など刑事訴訟法学では通常扱われない警察実務上の課題について論じる。
科目目的
日常生活の安全安心を現場で支える警察捜査に関し、実務における法令の執行、問題点及び国民の視点などについて実例を踏まえて考察することにより、警察捜査と日常生活の安全安心に関する意識や思考力を高めることを目的とする。
到達目標
警察捜査の特徴を踏まえて警察捜査の在り方や方向性について理解したうえ、時代の変化(社会環境や国民意識の変化等)が警察捜査に与える影響を明らかにするとともに、警察捜査の実務の現場が既存の法令を活用しながらいかにして適正捜査を実現しているかを学ぶ。加えて日常生活の安全安心が警察捜査を含む様々な環境によって守られていることを学ぶ。
授業計画と内容
【1日目】担当:四方、常盤
①9:00~10:40 ガイダンス(1):警察における捜査の意義(四方)
②10:50~12:30 ガイダンス(2):授業の意義と特徴(常盤)
③13:20~15:00 警察の責務(常盤)
④15:10~16:50 警察捜査の実務(常盤)
【2日目】担当:柳川、常盤
①9:00~10:40 捜査と公判における証明(柳川)
②10:50~12:30 警察捜査実務と時代性(常盤)
③13:20~15:00 警察捜査実務と環境(常盤)
④15:10~16:50 警察捜査実務と犯罪統計(常盤)
【3日目】担当:常盤
②10:50~12:30 告訴と被害届(常盤)
③13:20~15:00 任意捜査と強制捜査(常盤)
④15:10~16:50 取調べと捜索・差押え(常盤)
【4日目】担当:常盤
①9:00~10:40 証拠の収集と管理(常盤)
②10:50~12:30 国際犯罪捜査(常盤)
③13:20~15:00 警察実務の「面」で考える総合的安全安心対策(常盤)
④15:30~16:30 スクーリング試験
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
警察捜査は刑事訴訟法及び関係法令を遵守しながら日常生活における安全安心を確保している。同時に法令の執行にあたり、捜査実務の現場においては個別事案ごとに様々な課題が持ち上がる。
受講生は、関係法令を学びながら、捜査実務の現場において当該法令がどのように展開され、どのような課題が存在し、どのように対応しながら日常生活の安全安心が確保されているか、さらには警察捜査実務の将来についても問題意識をもって考察してもらいたい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | スクーリング試験により最終評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当教員の四方は、31年間警察庁に勤務した経歴を有する。その間、神奈川県警察本部刑事部長、警察庁情報技術犯罪対策課長、警察庁国際課長、警察大学校特別捜査幹部研修所長等を歴任した。
担当教員の常盤は、38年間神奈川県警などで勤務した経験を有する。その間、神奈川県警察本部刑事総務課長、神奈川県警察本部組織犯罪対策本部長、神奈川県伊勢佐木警察署長、神奈川県警察本部交通部長、神奈川県警察本部総務部長等を歴任した。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
長年にわたる現場における警察捜査の実務経験を踏まえ、刑事訴訟法など関係法令を交えながら、日常生活の安全安心の実現に向けた捜査実務の現場における問題点、課題について講義する。
テキスト・参考文献等
テキストは使用しません。それぞれの授業テーマの骨子・説明を記載したレジュメを配布します。
その他特記事項
【通信教育課程はなし】