シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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【通教 演習】商法(久保田 安彦) | 2024 | その他 | 在学生サイトの各スクーリングのページをご確認ください。 | 通信教育課程 | 久保田 安彦 | 1~4年次配当 |
科目ナンバー
JD-OL3-301S
履修条件・関連科目等
【通信教育課程の学生対象】
必須ではありませんが、会社法科目を履修していると、より理解が深まると思います。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
(1)授業の内容
本演習の前半では、①株式とは何か、②一口に株式会社といっても実態は多様であるところ、それに会社法はどのように対応しているのか(株式会社の区分規制)、③株式会社の運営管理の仕組み(コーポレート・ガバナンス)の基本はどのようなものか、といった株式会社制度の基本を概説した上で、会社法に関するトピックをいくつか取り上げ、検討します。具体的には、わが国で社外取締役・独立取締役への期待が高まっているのはなぜか、取締役の報酬の決定手続について会社法はどのように規制しているのか、資本金(資本制度)は何のためにあるのか、といったことを検討します。
その後、本演習の後半では、サステナビリティ(ESG要素を含む中長期的な持続可能性)とコーポレート・ガバナンス、敵対的買収防衛策、少数株主の締め出し(キャッシュ・アウト)など、会社法に関する多様なトピックの中から、受講者の関心が高いものを取り上げて、検討します。
(2)授業の進め方
本演習の前半では、皆さんとの対話も適宜織り交ぜながら(別に難しいことは質問しませんので安心してください)、講義形式によって授業を進めます。これにより、まずは、皆さんに会社法の基本的部分に関する知識を効率的に習得してもらいたいと考えています。
これに対し、本演習の後半では、各受講者の報告をもとに、全員で議論するという形式をとります。具体的には、以下の手順を踏みます。まず、各受講者にどのようなトピックについて報告してもらうかを、前半の途中に、相談しながら決めます。その後、演習の時間内に、私の個別指導の下で、報告の準備作業(報告すべき内容を理解し、自分の考え方をまとめて、報告レジュメを作成する)を行ってもらいます。そして、各受講者に報告してもらい、その報告をもとに、全員で議論します。このような手順を踏みますので、これまで授業での報告を経験したことがない方でも、全く心配する必要はありません。
科目目的
会社法の基本的な制度の趣旨や内容を理解するとともに、基本的な論点に関する判例・学説の考え方を理解する。
到達目標
会社法に関する基本的制度の概要を知るとともに、それらの制度がどのような考え方に基づいて作られているのかを理解できるようになる。
授業計画と内容
(1)株式とは何か①
(2)株式とは何か②
(3)株式会社の区分規制
(4)株式会社の運営管理に関する基本的な仕組み
(5)社外取締役・独立取締役と指名委員会等設置会社・監査等委員会設置会社
(6))取締役の報酬
(7)資本制度
(8)報告準備の個別指導①
(9)報告準備の個別指導②
(10)報告準備の個別指導③
(11)各受講者の報告に基づく議論①
(12)各受講者の報告に基づく議論②
(13)各受講者の報告に基づく議論③
(14)各受講者の報告に基づく議論④
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
本演習は、会社法の知識がない人も受講できますが、受講前に、無理のない範囲で構いませんので、会社法の教科書に目を通しておいていただけると、より理解が深まると思います。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 平常点により評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
■教 材
本演習の前半部分における私の講義は、授業初日の1週間前頃に配布するレジュメを用いて進めます。
■参考・推薦文献
参考文献は、授業中に適宜紹介します。
その他特記事項
【通信教育課程はなし】