シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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【通教】導入教育B | 2024 | その他 | 在学生サイトの導入教育のページをご確認ください。 | 通信教育課程 | 石塚 花絵、遠藤 輝好、國安 耕太、鈴木 雄貴、高橋 洋平、松石 和也、柳田 康男、山﨑 健介 | 1~4年次配当 | 1 |
科目ナンバー
JD-AD1-002S
履修条件・関連科目等
履修条件:通信教育課程の学生対象
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
【導入教育A・B の設置について】
通信教育課程での学修は、自己の学修成果をすべて文章で表現しなければなりません。しかしながら、法律を初めて学ぶ人にとってはテキストを読み込むだけでも大変なのに、法的思考力に裏打ちされた文章を作成するというのは至難の業でしょう。テキストとレポート課題を前にして、何をどうすればよいのか途方に暮れている人もいるでしょう。レポート課題はクリアーしたけれども、科目試験等になかなか合格することができないという人もいるでしょう。法律学を修めようと決意し、中央大学法学部通信教育課程の門を叩いたにもかかわらず、学修上の困難を原因として所期の思いを断念してしまう人もいます。わたくしたちは、このような状況を座視したままにしておくことはできないと考え、何か打開策はないかと知恵をしぼってきました。その第一歩が、2011 年度から開講した導入教育A・B です。導入教育A・B では、通信教育課程における学修の原点に立ち返って、文章作成力の向上を柱に据えた講義を提供します。一講座四コマで終了する講座です。もちろん、この講座を受講した翌日から文章力が飛躍的に向上するということはないでしょう。それは幻想であり、わたくしたちもそのようなことを約束するものではありません。しかしながら、導入教育A・B を履修することによって、文章作成向上のきっかけや学修上の困難を解決する糸口をつかむことはできると考えています。
導入教育B では、新司法試験に合格した新進気鋭の弁護士が基本三科目(憲法・民法・刑法)の概要をはじめ、テキストの読み方やリーガル・リサーチ(法情報データベースへのアクセスサービス)、普段の法律実務でも数多く取り扱っている条文・判例・学説の理解の仕方、法解釈を基本ベースとして自身の学修経験などを織り交ぜながら法律学の学び方を具体的かつ実践的にレクチャーします。
科目目的
導入教育B は、法律学の専門的な学修に必要な学修方法と基礎的な法律情報検索能力の修得を目的とします。
到達目標
(1)法律関係の基本書・体系書を読むスキルを身につける。
(2)基本的な法律文書(レポート、答案など)の書き方を理解する。
授業計画と内容
通信教育課程で学ぶ学生の中には、法律科目間の関係を無視して、興味のおもむくままに科目履修選択をする人がいます。しかしながら、法律科目には科目間の関係が強いものもあるため、学修の順番を間違えてしまうと、効果的な学修ができないということになってしまいます。例えば、民法や商法を学んでいないのに、いきなり破産法を履修するというのは無理があるというものです。そこで、導入教育B では、履修モデルを提示し、憲法・民法・刑法の基本三科目の概要を説明し、テキストの読み方などを指導します。また、条文と判例と学説の関係、法解釈の意味などの説明も行います。そして、レポート、答案といった法律論文の書き方を指導した上で、最後に、その成果を示すものとして、簡単な法律論文を作成してもらいます。また、導入教育A と同じように、授業時間内に学修内容を身につけるために適宜レポート作成を求めることもあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 合否判定レポートにより最終評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
担当教員によってアクティブ・ラーニングの実施有無、内容が異なります。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
石塚 花絵(弁護士):
2008年〜2016年 番町法律事務所
2016年〜現在 ノースブルー総合法律事務所
第二東京弁護士会子供の権利委員会委員、刑事弁護委員会副委員長
遠藤 輝好(弁護士):
平成18年中央大学法科大学院修了、平成20年弁護士登録(第二東京弁護士会)、
専修大学法科大学院教授、主な取り扱い分野は、企業コンプライアンス、一般民事事件、刑事事件等。
國安 耕太(弁護士):
2007年 中央大学法科大学院修了
2008年 弁護士登録
2010年 中央大学法科大学院実務講師
2013年 ノースブルー総合法律事務所開設 代表弁護士
2014、15、18、19、21年 財務省税関研修所 委託研修講師(知的財産法)
鈴木 雄貴(弁護士):
平成16年慶應義塾大学理工学部卒、平成19年中央大学法科大学院修了、平成21年弁護士登録(第二東京弁護士会)、中央大学法科大学院・法学部兼任講師。主な取扱分野は、訴訟、労働事件、会社法務、家事事件、交通事故、刑事事件など。
髙橋 洋平(弁護士):
2010年12月に弁護士登録以降(現在に到る)、刑事事件を中心に、その他にも様々な法律問題を扱っています。
松石 和也(弁護士):
平成18年中央大学大学院法務研究科法務専攻(法科大学院)修了
平成19年弁護士登録(第二東京弁護士会)、東京三弁護士会医療関係事件検討協議会委員長、東京三弁護士会医療ADRあっせん人
主な取り扱い分野は、訴訟、医療事件(医療機関側)、ADR
柳田 康男(弁護士):
平成6年から平成16年まで、東京都世田谷区北沢福祉事務所ケースワーカー
平成20年から平成23年まで、藍天国際法律事務所勤務弁護士
平成23年から現在まで、弁護士法人やなぎだ代表弁護士
福祉事務所における福祉行政における法の執行、及び、弁護士経験を踏まえた一般民事、家事事件、刑事事件を素材として、市民生活と法との関わりを講義します。
山﨑 健介(弁護士):
平成19年中央大学法科大学院修了、同年司法試験合格、平成20年弁護士登録(第一東京弁護士会)、同年より現在まで、中央大学法科大学院実務講師。
平成24年4月に独立し、現在、弁護士法人ノーサイド法律事務所代表社員。主な取り扱い分野は企業法務、一般民事法務、不動産法務、スポーツ・エンターテインメント法務。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
導入教育B では、新司法試験に合格した新進気鋭の弁護士が基本三科目(憲法・民法・刑法)の概要をはじめ、テキストの読み方やリーガル・リサーチ(法情報データベースへのアクセスサービス)、普段の法律実務でも数多く取り扱っている条文・判例・学説の理解の仕方、法解釈を基本ベースとして自身の学修経験などを織り交ぜながら法律学の学び方を具体的かつ実践的にレクチャーします。
テキスト・参考文献等
教科書はありません。開講前にCloud Campusの受講用コースにレジュメを掲載します。各自印刷して授業に出席してください。
その他特記事項
【通信教育課程はなし】