シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本文学研究史A | 2024 | 前期 | 水4 | 文学部 | 竹田 志保 | タケダ シホ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JL3-A407
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この講義では「日本近代文学」の研究においてこれまで用いられてきた方法論を取り上げ、それぞれの理論の特徴について解説します。また、具体的なテクストと合わせて実践的にその理論を理解し、研究史上の意義について考察します。
この科目では、作家論、テクスト論などの方法について解説します。理論の概説ののち、関連する作品や研究論文を読み解きながら、研究の流れを俯瞰します。
科目目的
「日本近代文学」の研究の歴史を概観し、「文学研究」を行う上での基礎的な知識及び技術を身につけることを目的とします。また、それぞれの研究方法が求められた文化的背景や思想的背景を考えることによって、研究方法についての理解を深めることを目指します。
到達目標
文学研究の基礎的な知識を習得し、文学作品に対して理論的なアプローチができるようになることを目標とします。
授業計画と内容
1 ガイダンス、授業の概要の説明
2 「文学研究」の歴史と現在
3 作家論① 歴史と理論
4 作家論② 小説・論文読解
5 作家論③ 作家論からの発展
6 テクスト論① 歴史と理論(構造主義、記号論)
7 テクスト論② 歴史と理論(ナラトロジー)
8 テクスト論③ 小説・論文読解
9 テクスト論④ 歴史と理論(脱構築批評)
10 テクスト論⑤ 小説・論文読解
11 テクスト論⑥ 歴史と理論(生成論)
12 テクスト論⑦ 歴史と理論(インターテクスチュアリティ)
13 テクスト論⑧ 小説・論文読解
14 授業のまとめと総括:理論的アプローチの意義
(内容は変更する場合があります。)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業で扱う作品を事前資料として配布して、コメントなどを求めることがあります。必ず予習した上で授業に臨んでください。また、配布された授業資料は講義後によく見直して理解に努めてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 学期末に、授業内容に関するテーマでレポートを提出してもらいます。 |
平常点 | 60 | 授業時に小テスト・コメントの提出を求めます。平常点とは、これらの授業内課題の内容による評価のことを言います。 |
成績評価の方法・基準(備考)
毎回、授業に出席することが基本ですから、欠席が半期に3回を超える場合は原則として成績評価の対象から除外します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
購入してもらうテキスト等はありません。取り上げる作品・論文については、プリント、PDFなどを配布します。
【参考文献】
授業内で適宜紹介します。
その他特記事項
小説作品や論文などは事前に配布します。授業内での解説の前に、各自が通読していることが前提の授業となります。十分な予習が必要な授業ですので、承知しておいてください。