シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国語学研究B | 2024 | 後期 | 木2 | 文学部 | 大西 拓一郎 | オオニシ タクイチロウ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JA3-A410
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
方言の分布を研究する言語地理学を概説する。言語地図に現れる方言の分布とはどのようなもので,言語の変化とそれがどう関わるのか,またそれらと社会や自然環境との関係についてなど,具体的な方言の分布図をもとに学ぶ。
科目目的
方言分布ならびにそのもととなる言語変化の基本を把握する。
到達目標
方言分布と言語変化を研究する言語地理学の基礎と展開を理解する。
授業計画と内容
第1回 言語地図・方言分布の類型
第2回 言語の内的変化・外的変化
第3回 古典的言語地理学・言語としての方言と方言形成の基本
第4回 類音牽引
第5回 同音衝突1
第6回 同音衝突2
第7回 民間語源
第8回 有縁性・有縁化
第9回 言語の伝播
第10回 言語と制度
第11回 言語変化と社会環境
第12回 方言分布をささえる言語システム
第13回 文法の実時間変化
第14回 方言分布の基本則
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 言語理学についての基礎知識を理解した上で、方言分布と言語変化について言語地理学の観点から説明できるかどうかを評価します。 |
平常点 | 30 | 授業への参加(課題提出)、受講態度(意見の表明等)の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
大西拓一郎『ことばの地理学―方言はなぜそこにあるのか』(2016年,大修館書店)ISBN 9784469213607
『方言はなぜ存在するのか―ことばの変化と地理空間』大西拓一郎著 大修館書店 2023年 ISBN 9784469213959
大西拓一郎『現代方言の世界』(2008年,朝倉書店,シリーズ現代日本語の世界6)ISBN 9784254515565