シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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フランス文化演習(1) | 2024 | 通年 | 木3 | 文学部 | 大道寺 玲央 | ダイドウジ レオ | 3・4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-FS3-D607
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
フランスの哲学者、ジャン=リュック・ナンシーJean-Luc Nancy (1940-2021)の講演集、Dieu, la justice, l'amour, la beauté : Quatre petites conférencesの抜粋を原文で読みます。
このテクストは、子どもたちを対象に、四回にわたって行われた講演会の内容を書き起こしたものです。
子どもたちに向けて語られているため、語り口は可能な限り平易ですが、四回の講演のテーマはそれぞれ「神」・「正義」・「愛」・「美」と遠大です。フランス文化、ひいては西洋文化全体の根幹に関わる大きなテーマと言っていいでしょう。
この講義では毎回少しずつ原文を読み進めながら、担当教員による解説でこれらのテーマが持つ広がりを理解していきます。
今年度は前期に「愛についての小さな講演会」を、後期に「神についての小さな講演会」を読みます。
科目目的
文学部の「学位授与の方針」のうち、特に「1. 専門的学識」と、「3. 複眼的思考」を育成することが目的となります。
より具体的には、
1)「専門的学識」として、比較的平易なフランス語の文章を、正しく発音し、適切に読解するためのフランス語力を身に付けることと、
2)テクストで展開される哲学的な思考を熟読玩味することで、「複眼的思考」を養うこと、
以上の2点が目的です。
到達目標
平易なフランス語で綴られた文章を正確に発音し、文法的な解説を交えながら適切に訳せるようになること。
抽象的なテーマについての哲学的な議論(子どもが対象)を、分析的に理解できる読解力を身につけること。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス(1-2 講師が担当)
第2回 « je t'aime » (3-4)
第3回 l'intime (5-6)
第4回 la comptine de l'amour (7-16)
第5回 l'idée de sort (17-20)
第6回 Je t'aime un peu, beaucoup. (21-26)
第7回 le rapport unique (27-30)
第8回 « je t'aime passionnément » (31-32)
第9回 être et avoir (33-34)
第10回 le chéri (35-39)
第11回 la caresse (40-49)
第12回 « je t'aime à la folie, pas du tout » (50-54)
第13回 la fidélité (55-59)
第14回 総括
第15回 春学期期末試験の解説
第16回 ciel / cieux (1-6)
第17回 ciels / le haut (7-13)
第18回 qui serait nul part et partout (14-18)
第19回 un mode de présence particulier (19-22)
第20回 nom(s) de(s) dieu(x) (23-24)
第21回 dieu unique (25-27)
第22回 l'existence de dieu (28-29)
第23回 l'ouverture (30-31)
第24回 juste / amour / miséricordieux (32-34)
第25回 « l'homme passe infiniment l'homme » (35-36)
第26回 foi / fidélité (37-38)
第27回 croyance et foi (39-41)
第28回 総括
カッコ内の数字はパラグラフ番号。
上記はあくまでも当初の予定であり、受講者数や受講者のフランス語力に応じて適宜、予定を変更する場合があります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 25 | 学期中に講読したテクストに関連する文章の仏文和訳。 |
期末試験(到達度確認) | 25 | 学期中に講読したテクストに関連する文章の仏文和訳。 |
平常点 | 50 | 毎回の授業時に、指名された箇所を1)音読した後、その部分の2)訳と文法解説。 評価はその2点に関して行うが、詳しい評価基準は初回ガイダンスにて。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
使用するテクストは、上記のDieu, l'amour, la justice, la beauté : Quatre petites conférences (Bayard jeunesse, Paris, 2009)ですが、授業ではその一部しか取り上げられないため、抜粋を配布します。
参考文献は授業中につど、紹介します。
その他特記事項
特になし。
参考URL
語文コースHP https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/futsubun-gobun/
語文コースブログ https://chuo-bun-futsubun-gobun.blogspot.com/