シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際情報演習Ⅲ | 2025 | 後期 | 木4 | 国際情報学部 | 石井 夏生利 | イシイ カオリ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-IF3-SM04
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
国際情報演習IIIでは、プライバシー・個人情報保護に関する国内の裁判例の調査及び報告を行う。例えば、「忘れられる権利」を取り上げる場合は、平成29年1月31日の最高裁決定、令和2年6月24日の最高裁判決を読み、事案の概要、争点、争点に対する各審級の判断を整理し、両者の比較を行う方法が考えられる。これに限らず、肖像権、パブリシティ権、名誉毀損が問題となった事例を取り上げることも可能である。下級審判決ではあるが、VTuberへの誹謗中傷と人格権侵害が争われた判決を取り上げる方法もある。
科目目的
この科目では、判決文の構成を理解し、事案の概要、争点、争点に対する裁判所の判断を整理できるようになることを目指す。
到達目標
1 裁判例を調査し、判決文の構成を理解する。
2 関連文献を調査し、論点を法的に整理する。
3 具体的な論点に関して争いがある場合は、関連する学説を調査し、理解する。
授業計画と内容
具体的な実施方法(グループで進めるか否か)及び調査内容等は、当該年度の履修生と協議の上で決定する。合同ゼミや見学会等を実施することがある。
第1回 ガイダンス
第2回 裁判例の調査
第3回 裁判例の整理
第4回 裁判例の分析
第5回 関連文献の調査
第6回 関連文献の整理
第7回 関連文献の分析
第8回 プレゼンテーション資料の検討
第9回 プレゼンテーションの準備
第10回 プレゼンテーション練習
第11回 レポート構成の検討
第12回 レポートの素案作成
第13回 意見交換
第14回 まとめ:国際情報演習IVに向けて
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 設定したテーマについての論点整理、法的分析及び理論構築が行われているか否かを評価します。 |
平常点 | 50 | 各回のディスカッションへの取組状況やプレゼンテーション内容を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
なお、病欠や公欠等の特段の理由がない欠席、及び無断欠席を繰り返した場合には、単位を付与しないことがある。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト及び参考文献、演習時のレジュメなどは、演習中及びmanabaなどを用いて適宜指示する。