シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国文学基礎演習(1)B | 2024 | 後期 | 水2 | 文学部 | 小野 泰央 | オノ ヤスオ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JL1-A012
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
写本の読解を行う。宗祇『百人一首抄』を読解し、中世における注釈の有り様を分析する。
授業は演習形式で行う。あらかじめ決められた担当部分について調査研究の上、その解釈を発表してもらう。発表は、翻字・語釈・通釈を基本的な作業として、作品から読み取れる現象を分析する。その上で、全体で発表の討議を行い、質疑に答える。
特に作品から読み取れる現象を提示するためには、作品としっかり対峙することが必要である。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の基礎演習科目として位置づけられていることから、この科目での学習を通じて、学生が国文学に対する認識を深めると共に、古典文学に対する基礎的な知識を習得することを 目的としています。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・くずし字が読めるようになる。
・その背景を踏まえて古典作品を理解できるようになる。
授業計画と内容
課題解決型の学習
第1回 ガイダンス① 授業の進め方について
第2回 ガイダンス② 作品と作者について
第3回 歌語 『百人一首』 24・25番歌
第4回 音律 『百人一首』 26・27番歌
第5回 掛詞 『百人一首』 28・29番歌
第6回 贈答 『百人一首』 30・31番歌
第7回 倒置 『百人一首』 32・33番歌
第8回 体言止め 『百人一首』 34・35番歌
第9回 表記方法 『百人一首』 36・37番歌
第10回 後代への影響 『百人一首』 38・39番歌
第11回 『古今集』との関係 『百人一首』 40・41番歌
第12回 院政期の文学『百人一首』 42・43番歌
第13回 『百人一首』と現代人 『百人一首』 44・45番歌
第14回 総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 担当箇所のレポート状況を基準とします。 |
平常点 | 50 | 授業への参加・貢献度の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
『字典かな―写本をよむ楽しみ』(笠間書院・笠間影印叢刊刊行会 編)
『新版 百人一首』(角川ソフィア文庫)訳注 島津 忠夫