シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国文学情報処理A | 2024 | 前期 | 土1 | 文学部 | 小西 光 | コニシ ヒカリ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JL1-A304
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
【学位授与方針と当該授業科目の関連】
本講義は「人や社会を読み解く力」の修得に関わる科目です。現代語を中心とした日本語を分析する力を、情報処理の観点から養成します。
【概要】
PCでの実習を通して国文学・国語学研究を進めるうえで必要な情報処理の【基礎】を身につけていきます。まずは、パソコンを使ってレポート・論文を書くことに慣れるために、ワープロ・表計算ソフトの使い方の実習をします。次に、「現代日本語書き言葉の文体的特徴」という課題について、実際にレポートを作成します。この現代日本語書き言葉については各自で取り扱いたい資料を選択します。文体的特徴の把握に必要な、本文データ(電子テキスト)の作成・加工、形態素解析の方法とともに、レポートの書き方について実習を通して学んでいきます。
授業ごとに小課題をクリアしながら、期末レポートに必要な知識・技術を身につけ,段階的に期末レポートを組み上げていきます。
科目目的
国文学・国語学研究にあたり、どのようにコンピュータが利用できるのかを理解すること、そしてデータや数値の分析や考察する力を伸ばすことを目的とします。
到達目標
〈科目目的〉の達成のために、具体的には以下の目標を設定します。
(1)PCを使うことで国文学・国語学等でどのような分析ができるか説明できる
(2)Word・Excelの基礎を自らのものとする
(3)目的に応じてデータを作成・加工できる
(4)表計算ソフトを使って集計をし、表や図にできる
授業計画と内容
第1回 ガイダンス
第2回 ワープロソフト(基礎)
第3回 ワープロソフト(応用)
第4回 表計算ソフト(基礎)
第5回 表計算ソフト(応用)
第6回 本文データの作成・加工法① 本文データの入力方法
第7回 本文データの作成・加工法② 本文データの入力・分析
第8回 本文データの作成・加工法③ 青空文庫データの利用
第9回 本文データの作成・加工法④ 形態素解析概説
第10回 現代日本語書き言葉の文体とその特徴/インターネット資料の取り扱い
第11回 課題に関する調査① 本文データの作成・加工/レポートの作成方法
第12回 課題に関する調査② 形態素解析
第13回 課題に関する調査③ 分析と考察
第14回 まとめ(現代日本語書き言葉の文体的特徴)
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義時間内に小課題が終わらない場合は、週平均2〜4時間程度(個人差あり)課題に取り組んでいただく時間が必要となります。(目安として、半数の受講生は授業時間内に課題提出が完了しています)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 期末レポートの評価です。5段階(A/B/C/D/E)評価となります。 【A】修得技術を活用し、深い考察ができている。 【B】修得技術を十分に修得できている。考察ができている。 【C】修得技術を修得できている。考察に取り組んでいる。 【D】技術の修得状況に少し課題がある。考察が不十分である。 【E】技術の修得状況に課題が残る。考察が不十分である。 |
平常点 | 40 | 毎回の講義で課す小課題の評価です。基本は3段階(A/B/C)評価となります。 【A】各回講義の修得技術が修得できている。 【B】各回講義の修得技術をほぼ修得できている。 【C】各回講義の修得技術があまり修得できていない。 |
その他 | 10 | 講義の出欠席(出席か欠席か)です。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:出席が2/3以上に満たない場合は評価対象外とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
【授業時間内】
前回の小課題について振り返り・全体的な注意点・解説実演を行います。
【授業時間外】
提出された小課題に対しmanaba上で個別のフィードバック(出来ている点・改善点の指摘)を行います。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
課題の解説は動画配信とあわせて行います(字幕対応はしていませんが、必要があれば相談してください)。受講者は、いつでも復習が可能となります。また、講義や課題への質問はmanabaを活用し、いつでも質問が可能です。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
中央大学ポータルサイトmanaba上で講義資料(スライド)を配付します。参考書は必要に応じて適宜紹介します。
その他特記事項
各自の取り組み方が習得の度合いに大きく関わります。疑問・不明点はそのままにせず、積極的に質問して解消するようにしてください。