シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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古典文学演習(1)B | 2024 | 後期 | 月4 | 文学部 | 清水 由美子 | シミズ ユミコ | 2・3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JL2-A802
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
学生の発表による演習形式。今期は、巻を縦断して一つのテーマに着目することで、さらに深く『平家物語』を読み込む。発表者はそれぞれ物語の中の登場人物、またはできごと(戦乱など)、思想、場、地域、他作品からの影響、他作品での享受など各自の関心に基づいたテーマを一つをピックアップし、それについて調べてレジュメを作成し報告する。中世以外の時代の文学作品や国語学の分野で卒論を執筆をする予定の学生も、『平家物語』の享受や影響関係、『平家物語』に取材した作品についてなど、各自の問題意識にひきつけた内容の発表をしてもらう。
その他の学生は、発表を受けて議論し、さらに問題点を煮詰めていく。
科目目的
・『平家物語』を読み解く中で、自分の興味関心に基づきながらも、有意義なテーマを設定する。
・そのテーマについて、特に何を明らかにしたいかという問題点を設定する。
・その問題設定のために、最も有効な研究方法を考え、調査する。
・設定した問題に対して、現時点での、また自分なりの考察を展開する。
・調査結果や考察の内容をわかりやすくレジュメにまとめ発表する。
到達目標
・古典文学研究の手法を身につけること。
・高いプレゼンテーションスキルを身につけること。
・多様な観点から、長い間広く読み継がれてきた『平家物語』の魅力を見つけること。
授業計画と内容
第1回 授業ガイダンス、発表順の決定
第2回 学生の発表と質疑応答 平清盛について、など
第3回 学生の発表と質疑応答 源義経について、など
第4回 学生の発表と質疑応答 『平家物語』とサブカル、など
第5回 学生の発表と質疑応答 『平家物語』における女性の描かれ方、など
第6回 学生の発表と質疑応答 『平家物語』における関東について、など
第7回 学生の発表と質疑応答 『平家物語』と音楽について、など
第8回 学生の発表と質疑応答 『平家物語』における和歌について、など
第9回 学生の発表と質疑応答 「小宰相はなぜ死を選んだか」について、など
第10回 学生の発表と質疑応答 「一の谷合戦の真相」について、など
第11回 学生の発表と質疑応答 『平家物語』における子どもの表象について、など
第12回 学生の質疑と質疑応答 『平家物語』と能、など
第13回 学生の発表と質疑応答 『平家物語』における『源氏物語』摂取について、など
第14回 総括・補足
*ただし、受講人数などによって変更する場合もある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
発表の凖備(調査・考察・レジュメの作成など)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 担当した発表の内容、レジュメの完成度、他の学生の発表についてのコメント、議論における発言内容などを総合的に評価する。ただし、出席率が70%に満たない場合はE判定とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト 大津雄一・平藤幸編『平家物語 覚一本 全 改訂版』 武蔵野書院
ISBN 978-4-8386-0650-4
参考文献については授業中に適宜紹介する。
その他特記事項
他の学生の発表を尊重し、それに対して積極的に発言するなど、主体的な態度で参加すること。
また、古典文学演習(1)Aを履修したうえでの受講が望ましい。