シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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メディア文化論のフロンティア/メディアとポピュラー文化論 | 2024 | 前期 | 水2 | 文学部 | 辻 泉 | ツジ イズミ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-ME3-L311
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
テーマ:「ファン文化の実態に迫る~女性芸能人のファン文化を事例に」
この授業は、社会情報学専攻における上級者向け科目「フロンティア科目」の一環として開講され、実践的かつ専門的な内容を、少人数アクティブラーニング形式(グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなど)で学ぶものである。
この「メディア文化論のフロンティア」で取り上げるテーマは、「ファン文化の実態」であり、メディア文化のアクティブな担い手としての、ファンとその文化に注目していく。
予定としては、ファン文化に関するこれまでの学術的な議論を概観したのち(基礎論講義)、グループに分かれ、担当するトピックについての研究を進めていく。何度かディスカッションと中間報告を行ったうえで、最後には、全体を通しての成果をグループごとに報告し、お互いにその内容を評価する予定。
2024年度は、女性芸能人(アイドル、俳優、歌手、スポーツ選手など)のファン文化に注目し、「推し」などとも呼ばれるこれらの文化の実態を掘り下げたうえで、今後求められる「理想像(他者像/自己像)」の探求なども行ってみたいと考えている。
科目目的
本授業で扱うテーマ(ファン文化)について、担当教員の「基礎論講義」に続いて、学生たちが自ら「問題設定」を行い、グループ内外で議論し、さらに「資料収集」し、「成果発表」をまとめること。
到達目標
学生たちが、この講義のテーマ(ファン文化)およびそれに関連するトピックについて、自ら「問題設定」を行い、さらに「資料収集」し、「成果発表」をまとめられるようになること。
「成果発表」については、教室内にとどまらず、各種のソーシャルメディアなども用いて、適宜大学内外にもPRを行えるようになることを目指したい。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス・選抜方針など伝達
※manaba上に履修者選抜用の課題が出される予定。
第2回 班分け・履修メンバー確定
第3回 トピック①基礎論講義
第4回 トピック①問題設定・ディスカッション
第5回 トピック①資料収集
第6回 トピック①成果報告会
第7回 トピック②基礎論講義
第8回 トピック②問題設定・ディスカッション
第9回 トピック②資料収集
第10回 トピック②成果報告会
第11回 トピック③基礎論講義
第12回 トピック③問題設定・ディスカッション
第13回 トピック③資料収集
第14回 トピック③成果報告会・全体まとめ
※受講生数およびその様子によって、予定を変更することがあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
基礎論講義期間中は、事前に指定された資料を読み込み、それ以降のグループワーク期間中は、成果報告に向けて、各自で準備を進めること(授業時間以外の作業もそれなりに生じるつもりでいること)。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 各種の中間報告課題(20%)、学期末の報告課題(30%)を課して、授業時間内に発表してもらう予定。 |
平常点 | 50 | 毎回の授業への出欠・議論への参加状況などから総合的に判断します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業時に、スマートフォンやタブレット、またはノートPCなどを用いて、コメントなどを記入してもらうことがある。
可能であれば、グループワーク作業時を中心に、自身のノートPCを持参することが望ましい。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
・テキスト
中山淳雄『推しエコノミー 「仮想一等地」が変えるエンタメの未来 』日経BP、2021年
・参考文献
香月孝史・上岡磨奈・中村香住編著『アイドルについて葛藤しながら考えてみた―ジェンダー/パーソナリティ/<推し>』青弓社、2022年
南田勝也・辻泉編『文化社会学の視座ーのめりこむメディア文化とそこにある日常の文化』ミネルヴァ書房、2008年
南田勝也・木島由晶・永井純一・小川博司編著,溝尻真也・小川豊武著『音楽化社会の現在―統計データで読むポピュラー音楽』新曜社、2019年
田島悠来編『アイドル・スタディーズー研究のための視点、問い、方法』明石書店、2022年
辻泉・南田勝也・土橋臣吾編『メディア社会論』有斐閣、2018年
その他特記事項
・少人数アクティブラーニング形式(グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなど)の授業であるので、毎回出席すること。
(原則として遅刻は2回で欠席1回としてカウントし、またやむを得ない理由による欠席の場合は、届けを沿えて3回までとし、それ以上は自動的に不可とする。)
・また、必ず毎回の授業の準備をしてくること。
(準備を怠った場合は、1回あたりマイナス20点とする)
・授業中は、私語・スマートフォンの私的利用などは厳禁。