シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 民事訴訟法特講 判例研究3 | 2026 | 秋学期 | 火2 | 法学部 | 猪股 孝史 | イノマタ タカシ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-CI3-012S
履修条件・関連科目等
特に履修条件は設けないが、民事訴訟法の授業を履修済みであることが望ましい。多くの民事訴訟法判例を読んでいくので、その覚悟があることは必要である。
関連科目には、民法、商法等の実体法系と、民事執行・保全法、倒産法の手続法系がある。いずれも履修済みであるか、履修するのが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
民事訴訟法の重要かつ基本的な原理・原則にかかわる判例をテーマごとに関連させて、または横断的に取りあげることで、いわゆる「論点」というものを細切れにではなく、有機的に連動させて理解できるようになるように努めるつもりである。そして、事実関係の具体的な把握を踏まえ、判旨を丁寧に読み解いていくことで、まずもってそこでの論理(判例法理)を理解できるようにする。
民事訴訟法の講義(授業)とは別に、このような判例研究を双方向授業の方式で進めていくことで、そこでのやり取りを通じて、民事訴訟法についての理解を確実に定着させ、深化させることができるように努めたい。
科目目的
この授業は、判例研究を通して、双方向授業の方式を取り入れながら、民事訴訟法の重要かつ基本的な原理・原則にかかわる判例法理を理解することをまずもっての科目目的とする。
到達目標
重要かつ基本的な原理・原則にかかわる判例法理について、単なる知識としての埋め込みに終わるのでなく、それを確実に理解しつつ、批判的に検討しながら深めること、そしてさらには、具体的な事案についてそれを適用し、自ら結論を導くことができるようになることを到達目標とする。
授業計画と内容
以下のように予定をする。ただし、状況をみて追加・変更することがある。
第1回 送達の瑕疵と再審の訴え
第2回 不当判決からの救済
第3回 補助参加人に対する判決の効力・訴訟告知の効力
第4回 独立当事者参加訴訟(参加要件)
第5回 債権者代位訴訟
第6回 固有必要的共同訴訟
第7回 遺産確認の訴え
第8回 将来給付の訴え
第9回 主張共通の原則・申立事項・既判力
第10回 不利益変更禁止
第11回 裁判上の自白
第12回 文書提出命令
第13回 重複訴訟の禁止と相殺の抗弁
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前の準備として、判決の全文をよく読んだうえで、授業に臨むことが求められる。
事後の振り返りとしては、基本書・参考書等に立ち返って熟読玩味し、学説も含め、論点の意味や位置付けについて検討し、整理することを求めたい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 20 | 科目目的にそって学修を進め、到達目標を達せられたかを確認する。 |
| 平常点 | 60 | 授業態度として、この授業の趣旨を理解して遅刻・欠席することなく取り組んでいるか確認をする。 |
| その他 | 20 | 授業における質疑応答の態度が授業の概要の趣旨を理解して準備してきたうえでのものであるか確認する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
適宜にmanabaで補充説明や資料提供など、フィードバックを行うことがある。
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業の概要にあるとおり、双方向授業の方式(教員と学生とのやりとり)で進めていく。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
この授業で使用する判決文はmanabaにて配付する。
参考文献:
新堂幸司『新民事訴訟法〔第6版〕』弘文堂
伊藤眞『民事訴訟法〔第8版〕』有斐閣
三木浩一ほか『民事訴訟法〔第4版〕』有斐閣
高橋宏志『民事訴訟法概論』有斐閣
高橋宏志『重点講義 民事訴訟法〔第2版補訂版〕上・下』有斐閣
高田裕成ほか『民事訴訟法判例百選〔第6版〕』有斐閣
最高裁判所判例解説(民事篇)
*なお、令和8年度に民事訴訟法のIT化改正法の全面施行が予定されていることもあり、それに対応すべく、民事訴訟法にかかる参考書などが改定されることがあるので、これから購入される場合には注意してほしい。