シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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経営組織論 | 2024 | 前期複数 | 水4,水5 | 経済学部 | 吉永 崇史 | ヨシナガ タカシ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EC-MN3-32XX
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
第Ⅰ部では、経営組織とは何か、経営組織論が組織で働く上でどのように役に立つのかを念頭に置きながら、経営組織の変遷の過程と、情報通信技術の発展・普及が進んだ現代における経営組織づくりやその運営についての基本的な考え方を学びます。
第Ⅱ部では、コミュニケーション、創造性、イノベーションをキーワードとして、経営組織論の最新動向を踏まえ、経営組織のマネジメントに関する様々な考え方や取組みを学びます。
実際の事例や受講生自身の経験を活用しながら理解を深めるとともに、他の受講生とディスカッションができる機会を提供します。
科目目的
経営組織論についての基礎と最新動向を踏まえた考え方を習得した上で、組織の中での多様性を創造的活動に活かしてイノベーションを実現していくために必要となる組織マネジメントについて理解できるようになることがこの科目の目的です。
到達目標
上記の目的の達成のために、具体的には以下の目標を設定します。
①経営組織についての基本的な考え方を習得する。
②経営組織論についての最新動向を踏まえた考え方を習得する。
③組織の中での多様性と創造性について理解する。
④イノベーションを実現するために必要となる組織マネジメントについて理解する。
⑤現代における経営組織の課題について自らの意見を提示できる。
⑥多様性を重視し継続的な発展を志向する組織づくりについて自らの意見を提示できる。
授業計画と内容
第1回:イントロダクションー経営組織論で学べること
〔第Ⅰ部〕経営組織論の基礎
第2回:経営組織の形態とその変遷:ライン組織、ライン・アンド・スタッフ組織、事業部制組織
第3回:経営組織の形態とその変遷:マトリックス組織とネットワーク組織
第4回:科学的管理法と伝統的組織論
第5回:人間関係論と行動科学:ホーソン実験における、照明実験、第1次継電器組立作業実験、従業員面接調査
第6回:人間関係論と行動科学:ホーソン実験におけるバンク捲き線作業観察実験と集団参画型組織
第7回:バーナードの組織論
第8回:経営組織の環境適応
第9回:組織における動機づけ
第10回:リーダーシップ
第11回:組織文化
第12回:組織変革
第13回:知識創造企業
第14回:異文化経営とリーダーシップ
〔第Ⅱ部〕経営組織論の最新動向
第15回:組織コミュニケーション
第16回:組織コミュニケーションのケース・スタディ
第17回:学習する組織:システム思考
第18回:学習する組織:自己マスタリー、メンタル・モデル、共有ビジョン、チーム学習
第19回:拡張的学習
第20回:知識創造経営
第21回:高信頼性組織
第22回:イノベーションを実現する組織
第23回:組織文化に基づくマネジメント:組織文化を理解する
第24回:組織文化に基づくマネジメント:組織文化の理解に基づいて改善策を生み出す
第25回:物語りを活用して組織を変革する
第26回:ポジティブ・アプローチに基づく組織開発
第27回:日本的経営組織のグローバル化
第28回:人を支援する組織のマネジメント
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回の授業で使用する資料を事前にmanabaにて公開しますので、授業開始までに目を通して内容を理解し、授業中のグループ・ディスカッションに備えてください。
毎回の授業終了後に、期限までにmanabaにて小課題に対する答え(小レポート)を提出する必要があります。加えて、中間レポート、最終レポートがあります。各々のレポートについて、期限までにmanabaにて提出をお願いします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 100 | ・毎回の授業後の小レポート:授業の内容を踏まえた見解を提示できるか。(60%)※未提出1回毎に4点減点とします。 ・中間レポート:「組織をつくり、持続させる」ための卓越した能力を持つ経営者を1人選び、その理由と、今後自らが社会で働く上でその「経営者」から学べることについて説明できるか。(20%) ・最終レポート:独特かつ優れた実在する「学習する組織」を1つ選び、その特徴と持続させるための取組み、今後自らが社会で働く上でその「組織」の取組みから学べることについて説明できるか。(20%) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
レポートの出題および提出はmanabaを活用します。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
富山大学にて、特任教員として障がいのある学生支援のためのマネジメントに従事していました。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
上記の実務経験は、以下の回での授業内容に関連性があります。
第13回:知識創造企業
第21回:高信頼性組織
第28回:人を支援する組織のマネジメント
テキスト・参考文献等
参考文献は配布資料に記載して提示します。
その他特記事項
連絡先
ytakashi004@g.chuo-u.ac.jp
参考URL
https://researchmap.jp/tyoshina