シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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情報と国際コミュニケーション/情報と国際政治 | 2025 | 前期 | 木4 | 国際情報学部 | 渡部 春佳 | ワタナベ ハルカ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-IN1-GL02
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
使用する資料が英語である場合があります。
授業の概要
本授業では、日常的なコミュニケーションを成り立たせる条件について、国際コミュニケーション論の基礎概念から学ぶとともに、国内外における政治システム・民主主義のあり方がどう変容しているかを議論する。
まず、言語と非言語コミュニケーション、記号論など、コミュニケーションを捉える基礎的な枠組みを理解する。続いて、政治システムにおけるコミュニケーションを理解するため、同調圧力、信頼、認知バイアスといったコミュニケーションに影響を与える要素について学ぶ。さらに、都市のグローバル化や多文化共生といったテーマを取り上げ、国際社会における新たな課題に対して、理解を深める。
科目目的
情報通信技術の発展によって、私たちのコミュニケーションは円滑となる一方で、偏った情報に触れ続けることで特定の思想や考えが増幅されてしまうエコーチェンバー現象が起こったり、フェイクニュースや陰謀論が拡散されてしまったりする新たな課題も生じている。そのような中で、日常のコミュニケーションを成り立たせる仕組みを学び、情報通信技術がそれらをどう変えているかに自覚的になることは重要である。本科目は、政治や日常社会におけるコミュニケーションを捉えるための基礎的視座を提供する。
到達目標
1. 国際コミュニケーション論の基礎概念を習得し、日常や国際社会でのコミュニケーションを成り立たせる条件を知る。
2. 現代社会や日本社会におけるコミュニケーションの問題について認識し、自分なりの考えを述べることができる。
3. 国際政治におけるコミュニケーションの問題について認識し、自分なりの考えを述べることができる。
授業計画と内容
<コミュニケーションを捉える視点>
第1回 : ガイダンス
第2回 : 非言語・言語コミュニケーション
第3回 : 記号論
第4回 : 消費とコミュニケーション
第5回 : コンテンツ
<政治システムとコミュニケーション>
第6回 : 政治とメディア
第7回 : 空気・同調圧力
第8回 : 認知バイアスと政治参加
第9回 : フェイクニュース
第10回: 陰謀論・メディアリテラシー
第11回: 信頼
<政治課題とコミュニケーション>
第12回: 都市とグローバル化
第13回: 多文化共生
第14回: 全体のまとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
指定した参考文献やレジュメを授業後に読み込むこと
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | 試験を実施し、到達目標に沿って評価する。 |
平常点 | 60 | 授業への参加(理解度、発言、リアクションペーパー)など。リアクションペーパーの記載内容を理解度の把握に確認します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
基本的に毎回の授業で、responによるリアクションペーパーの提出とその講評を授業時間内で行う。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
学生のノートPCを利用する
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】扱う分野が多岐に渡るため、テキストは指定しません。
【参考文献】伊藤陽一ら(編)『グローバル・コミュニケーション キーワードで読み解く生命・文化・社会』(ミネルヴァ書房)。その他、各回の参考文献については授業中に指示する。
その他特記事項
講義の進行によって、授業計画に示した各回の順番に若干の変更がある場合がある。
参考URL
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