シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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英語学(心理言語学)(2) | 2024 | 後期 | 月2 | 文学部 | 平川 眞規子 | ヒラカワ マキコ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-LG2-B412
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
後期は第二言語に焦点をあて、文法知識の獲得・言語理解の研究を概観し、第二言語獲得のメカニズムを探ります。また、継承語(Heritage Language)や第三言語についても検討します。
科目目的
第二言語の文法知識の獲得、言語理解や言語使用の基礎知識を習得します。様々な心理言語学的な実験手法が、言語に関するどのような疑問に答えることができるのかを理解することを目的とします。
到達目標
第二言語の文法知識の獲得・言語理解・言語使用に関して、これまでの研究成果を理解し、基礎的知識を修得することを目標とします。
授業計画と内容
第1回:第一言語と第二言語の違い
第2回:第二言語獲得研究への言語学的アプローチ
第3回:与格交替と関係節の研究
第4回:第一言語の影響
第5回:中間言語の特徴
第6回:有標性と言語転移
第7回:回避の現象
第8回:痕跡の心理的実在性
第9回:意味役割と格の影響
第10回:文処理における文法制約の影響
第11回:年齢要因
第12回:継承語話者の文法知識
第13回:第三言語の獲得
第14回:まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 20 | 後期(前半)の理解度を確認します。論述問題を含みます。 |
期末試験(到達度確認) | 50 | 後期(全体)の理解度を確認します。論述問題を含みます。 |
平常点 | 30 | 毎回の授業の課題の内容・議論への積極的な取り組み |
成績評価の方法・基準(備考)
5回以上の欠席・課題の未提出は不可とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaのアンケート機能を使い、毎回の授業の理解度を確認しながら、授業を進めていく。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
初回の授業で指示します。
参考文献:
白井恭弘 (2008)「外国語学習の科学: 第二言語習得論とは何か」 (岩波新書) ISBN: 978-4004311508
白井恭弘 (2004)「外国語学習に成功する人、しない人: 第二言語習得論への招待」 (岩波科学ライブラリー) ISBN-13 :
Ortega (2013). Understanding Second Language Acquisition. Routledge.
Traxler, M. J. (2011) Introduction to Psycholinguistics: Understanding Language Science. Wiley-Blackwell.
Nakayama, M. (2015) Handbook of Japanese Psycholinguistics, De Gruyter Mouton.
その他特記事項
英語学(心理言語学)(1)の内容を理解していることが望ましい。