シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ドイツ文学史(2) | 2024 | 後期 | 月3 | 文学部 | 羽根 礼華 | ハネ レイカ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-LT1-C104
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「ドイツ文学史(1)」で扱った中世から現代までのドイツ文学史の概要を踏まえつつ、ドイツ語文学作品を講読します。その際には、文学テクスト分析の方法についても併せて学びます。授業で主に取り上げるのは近現代の作品ですが、中世から近世までの文学・文化も近現代における受容という観点から適宜扱います。
科目目的
この科目は、作品の読解を通じてドイツ文学史の知識を深めると共に、文学テクスト分析についての基礎的な知識を身につけることを目的としています。
到達目標
・ドイツ文学史の展開についての知識を深めること。
・ドイツ語文学の主要な作家と作品についての知識を深めること。
・文学テクスト分析についての基礎的な知識を習得すること。
授業計画と内容
第1回:イントロダクション
第2回:ノヴァーリス『ハインリヒ・フォン・オフターディンゲン』/テクストとパラテクスト、小説の冒頭
第3回:トーマス・マン『ヴェネツィアに死す』/語り手、焦点化と焦点人物
第4回:イルゼ・アイヒンガー「鏡物語」/プロットとストーリー
第5回:インゲボルク・バッハマン『マリーナ』/時間、小説の結末
第6回:ヨーハン・ヴォルフガング・ゲーテ「トゥーレの王さま」/詩脚、詩行、詩節
第7回:ハインリヒ・ハイネ「ローレライ」/韻、終止形
第8回:小括
第9回:ゲオルク・トラークル 「グローデク」/修辞的文彩①:比喩
第10回:パウル・ツェラン「死のフーガ」/修辞的文彩②:その他
第11回:ゴットホルト・エフライム・レッシング『賢人ナータン』/場所、時間、筋
第12回:ハインリヒ・フォン・クライスト『ペンテジレーア』/戯曲の言語、戯曲のジャンル
第13回:ハイナー・ミュラー『ハムレットマシーン』/間テクスト性、アダプテーション
第14回:総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
教科書の指定範囲や配布資料を良く読んだ上で、授業に臨んでください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 授業で扱ったドイツ文学と文学テクスト分析の方法についての基礎知識を理解し、ドイツ文学作品を論じることができるかどうかを評価します。 |
平常点 | 50 | 授業中の活動への取り組みとリアクションペーパーの記述内容を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業中にリアクションペーパーの内容を紹介し、コメントや質問に回答します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manaba
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
柴田翔(編著)(2003)『はじめて学ぶドイツ文学史』ミネルヴァ書房 *各自入手してください。
*上記以外の文献は授業中に随時紹介します。
その他特記事項
原則として、正当な理由なく4回以上欠席した場合には、不合格とします。遅刻3回で欠席1回とみなします。