シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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精神疾患とその治療/精神保健学 | 2024 | 後期 | 月2 | 文学部 | 柴田 応介 | シバタ オオスケ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-CY2-T924
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
精神障害の診断・治療・予防に関する基礎的知識を講義する。精神科において見られる多様な障害、それに対する治療、それらをかこむ社会・環境(家族、学校、職場、地域)、及び各種問題(虐待、トラウマ、薬物・アルコール依存、ひきこもり、自殺、認知症介護、ターミナルケアなど)をめぐる精神科医療・精神保健福祉の現状と対策について考える。
科目目的
精神医学の基礎を学び、日本の精神科臨床の趨勢についてある程度の見通しを得る。
将来精神科臨床実践に携わるかどうかにかかわらず、人間の心や人間関係、人間が織りなす社会の神秘に対する興味関心をはぐくむ。
臨床心理士・公認心理士を目指す人には、その最も基礎となる考え方・知識を身に付けてもらう。
到達目標
精神医学の基礎を学び、日本の精神科臨床の趨勢についてある程度の見通しを得る。
人間の心や人間関係、人間が織りなす社会の神秘に対する興味関心を持つ。
臨床心理士・公認心理士を目指す場合は、その最も基礎となる考え方・知識を身に付ける。
授業計画と内容
1. 精神障害とは
2. 脳と神経の科学
3. 器質性精神障害、認知症、薬物・アルコール依存症
4. 統合失調症
5. 躁うつ病(気分障害)
6. 神経症(社会不安障害、パニック障害、強迫性障害、解離など)
7. パーソナリティ障害(境界例、自己愛性障害など)
8. 発達障害(自閉性障害、ADHDなど)
9. 精神科薬物療法
10. 支持的精神療法、精神分析的精神療法
11. 家族療法、集団精神療法
12. 作業療法、デイケアなどの治療法
13. 学校・職場・地域におけるメンタルヘルス
14. 社会・行政の取り組み(精神保健福祉法、精神鑑定など)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回テキストの、前もって指定したページを、授業前に読んでおくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 30 | 期末に教室で筆記試験を行う。 |
レポート | 30 | 精神医療について、自分なりに感じる問題点と、それに対する意見を書く。2000字以上。参考文献を一つ以上挙げる。 |
平常点 | 25 | 毎回授業後に、配布する用紙に質問・感想・意見を書く。 |
その他 | 15 | 普段の授業におけるコミットメント。 |
成績評価の方法・基準(備考)
上記平常点、その他については、授業開始時に詳述する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは「心理のための精神医学概論」(沼初枝著 ナカニシヤ出版)とする。その他参考文献は適宜指示する。
その他特記事項
授業は、出席者の知識レベル、興味関心の方向によって内容を柔軟に変えていく予定である。前回に指示された教科書のページを読んでくること、および授業への積極的な関わりが望まれる。