シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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語学文学文化専門演習(1)(2) | 2024 | 通年 | 水1 | 文学部 | 小野 潮 | オノ ウシオ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-FS3-D101,LE-FS4-D102
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
卒業論文、卒業課題研究の指導
作家たち、画家たちのナポレオン像
フランス革命後の世界に現れ、フランス革命を体現するとともに、その革命を収束させた人間でもあるナポレオンを同時代の作家たち、画家たち、また彼に続く世代の作家たち、画家たちがどのように描き出してきたかを見ていく。
科目目的
フランス語のテキストを自力で読めるようになる。
ナポレオン像が、各世代の作家たち、画家たちによってどのように描き出されてきたかについて、実際の作品に即して考えていけるようになること。
到達目標
フランス語のテキストを自力で読めるようになること。
歴史事象についてさまざまの見方が存在することを確認し、そのあいだの差異に敏感に反応し、自分なりの見方を打ち出せるようになること。
授業計画と内容
1 ナポレオンが生きた時代の概観
19世紀のフランス語を読むために必要な文法
2. ナポレオンの生涯
3. ナポレオン像の変遷についての概観
4. ナポレオンの同時代人たち スタール夫人 バンジャマン・コンスタン
5. ナポレオン伝説の始まり ラス=カーズ
6. 『セント=ヘレナ覚書』への反響
7 シャトーブリアン 『ブオナパルテとブルボン家』
8. シャトーブリアン『墓の彼方からの回想』
9. スタンダール 『ナポレオン覚書』
10. スタンダール 『ナポレオン伝』
11. スタンダール『ローマ散策』『赤と黒』
12. スタンダール『パルムの僧院』
13. ベランジェとナポレオン
14 前期の振り返り
15. バルザック『田舎慰謝』
16 バルザック『ラ・ブイユーズ』
17. ヴィクトル・ユーゴーの詩
18. ヴォクトル・ユーゴ― 『レ・ミゼラーブル』
19. グロ『アルコレ橋のナポレオン』 『ペスト患者を訪れるナポレオン』
20. ダヴィッド『アルプス越えのナポレオン』『ナポレオンの戴冠』
21. アングル 「戴冠式衣裳のナポレオン』
22 仕事部屋のナポレオン
23. セント=ヘレナのナポレオン
24. ナポレオン一族の肖像
25. フランスのカリカチュア
26 イギリスのカリカチュア
27 日本人にとってのナポレオン 江戸時代 明治時代
28 学年の振り返り
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
配布資料を授業に先立って読み込んでくること
フランス革命前後の時期について歴史書を呼んで概観を得ておくようにしてくdさい。
ネットの画像検索でナポレオンを描いた絵画、カリカチュアを探してみてください。
ナポレオンを描き出した小説作品、映画などをできるだけたくさん読み、見てください。
例 佐藤賢一 『ナポレオン』
アベル・ガンス 『ナポレオン』
リドリー・スコット 『ナポレオン』
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 夏と学期末の2度レポートを提出していただきます。 テキストのしっかりした理解に基づいて自分なりの論の組み立てができているか否かを評価します。 |
平常点 | 40 | 授業内部でのテキストの読み込み、課題提出 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
資料はコピーで配布します。