シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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美術史美術館専門演習(1)(2) | 2024 | 通年 | 金4 | 文学部 | 泉 美知子 | イズミ ミチコ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-HR3-D156,LE-HR4-D157
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
ゼミでは、19世紀フランス美術を中心に取り上げ、西洋美術研究に必要な知識と方法を学び、各自の関心に基づいて研究を進めるための基礎力を養います。①研究テーマをどのように選び、②資料をどのように集め、③資料をどのように読み込み、④議論の組み立てをどのようにするのかを、ゼミでの学びを通して身につけ、最終的に卒業論文の完成を目指します。
ゼミは①グループ課題ワークと②個人ワークの2本立てです。
①与えられた課題に取り組むなかで、浮かび上がった疑問点をディスカッションによって解決することを目指します。
②各自が設定したテーマのもとで調査と分析を進め、研究発表を行い、質疑応答によって考察を掘り下げていきます。
東京都内の美術館で開催される展覧会を利用し、実践的に学べるような授業プログラムを組みます。事前勉強、見学後のレポート課題によって、作品の見方、時代背景、美術史上の問題についての理解を深めます。
前期、後期ともに少なくとも1回は見学会を企画します。学生の関心に合うような展覧会や歴史的建造物を選びます。事前勉強では、出展作品について、主題、様式、歴史的な背景の知識を準備します。見学後は図録の論文を読むことで、専門的な分析方法に触れます。
科目目的
ゼミの目的は、①学生が主体的な学びによって考える力を鍛え、②発表によってプレゼンテーション力を磨き、③レポート執筆によって論理構成力を養うこと、④最後に、ゼミ生の知識や考えを共有し、それに対してコメントすることを通して、刺激を与え合うことです。
到達目標
展覧会での見学を、作品を見たという印象だけにとどめるのではなく、美術史の知識に基づいて観察し、解釈する能力を身につけることを目指します。自分が観たものを、美術史という学問の枠組みのなかで考察し、説明できるようになることを目指します。
授業計画と内容
第1回:ゼミ・ガイダンス、ゼミ生の自己紹介
第2回:3年生が開催中の展覧会をピックアップし、見学する展覧会を決める
第3回:課題ワーク①(3年生の興味を把握したうえで、課題テーマを決める。)
第4回:図書館ツアー(図書館の専門家による資料収集の方法についてのレクチャー)
第5回:課題ワーク①発表とディスカション
第6回:展覧会の事前勉強
第7回:展覧会見学会
第8回:展覧会の事後学習
第9回:課題ワーク②(グループワーク、グループごとにテーマを決める)
第10回:課題ワーク②発表準備
第11回:課題ワーク②発表とディスカション
第12回:4年生の卒論中間発表①
第13回:4年生の卒論中間発表②
第14回:4年生の卒論中間発表③
第15回:4年生の卒論目次発表
第16回:3年生の個人ワーク発表①(卒論のテーマ)
第17回:3年生の個人ワーク発表②(卒論のテーマ)
第18回:3年生の個人ワーク発表③(卒論のテーマ)
第19回:展覧会の事前勉強
第20回:展覧会見学会
第21回:展覧会の事後学習
第22回:3年生グループ・ワーク(テーマを決める)/4年生卒論原稿のチェック①
第23回:3年生グループ・ワーク(資料収集)/4年生卒論原稿のチェック②
第24回:3年生グループ・ワーク(資料読解)/4年生卒論原稿のチェック③
第25回:4年生の卒業論文完成発表①
第27回:4年生の卒業論文完成発表②
第28回:3年生グループ・ワーク発表とディスカッション
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各学期に展覧会の見学を実施しますが、それだけでなく積極的に美術館に足を運んでほしいと思います。国立美術館キャンパスメンバーズを利用すれば、国立西洋美術館の常設コレクション展は何度でも鑑賞できます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 3年生:発表等の課題40%、学年末レポート(3年のみ)30%、平常点(出席、議論への参加度)30% 4年生:発表等の課題60%、平常点(出席、議論への参加度)40% |
成績評価の方法・基準(備考)
単位取得にはどんな理由であれ3分の2以上の出席が必要です。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Googleドライブとコミュニケーションツールを使用します。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
課題の準備に必要な参考文献は授業の中で紹介します。
その他特記事項
参考URL
美術史美術館コース
https://arthistory.r.chuo-u.ac.jp/
泉ゼミブログ
http://chuobbcourseizumi.blog.jp/