シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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美術史美術館専門演習(1)(2) | 2024 | 通年 | 木4 | 文学部 | 天野 知香 | アマノ チカ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-HR3-D156,LE-HR4-D157
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
このゼミでは、いくつかの研究班に分かれて共同研究を進め、ゼミで互いにその成果を発表します。
共同研究の内容と成果は、架空の展覧会カタログ制作と、それにもとづく口頭発表(ギャラリー・トーク)というかたちで発表します。
今期の共同研究の全体テーマは、「美術とジェンダー」です。各研究班は、この全体テーマから個別の問題を引き出して深く掘り下げていきます。 その成果を、展覧会内の各展示室の企画構成というかたちでまとめます。
まず班内でディスカッションをして、研究の方向性を決めましょう。
次に、それに基づく調査を行い、さらに研究テーマを深めたり肉付けしたりしていきます。前期末に、各班が担当する展示室の企画発表を行います。
後期には、そのテーマに関連する美術館見学を各班1回ずつ企画して実施してください。見学後に担当班による報告会を開催します。
後期末には展覧会カタログを完成させ、それにもとづいてゼミ内でギャラリー・トークを行います。
いずれももちろん教員とTA(ティーチング・アシスタント)が指導と助言をします。
科目目的
美術史美術館コースでの学修のまとめと完成を目指す授業です。
2年次からここまでに各自が得た知識、考え方と研究方法を互いに共有しながら、美術史のテーマを追究し、掘り下げて専門的な成果を得ることが目的です。
到達目標
受講生は、自ら考え、行動し、コミュニケーションをとる姿勢を身につけてください。
また、文献資料から得られる知見と、作品観察に基づく発見から、構想を立てて研究を成り立たせる過程を理解しましょう。
授業計画と内容
1)ガイダンス、概要説明
2)イントロダクション:プログラム選択・班分け
3)班別ディスカッション:ブレイン・ストーミング
4)班別ディスカッション:企画準備
5)班別ディスカッション:企画立案
6)班別ディスカッション:企画選択
7)班別ディスカッション:調査事項決定
8)班別ディスカッション:調査開始
9)班別ディスカッション:調査まとめ
10)班別ディスカッション:企画発表テーマの決定
11)班別ディスカッション:企画発表の構想
12)卒論構想発表・班別ディスカッション:企画発表のデザイン(組み立て)
13)卒論構想発表・班別ディスカッション:企画発表資料の作成と検討
14)各班企画発表
(夏季休暇)
15)卒論中間発表・班別ディスカッション(展覧会カタログ制作構想)
16)卒論中間発表・班別ディスカッション(展覧会カタログ制作スケジュール)
17)美術館見学報告会1(A班) ・班別ディスカッション(展示室テーマ構想)
18)班別ディスカッション(展示室テーマ決定)
19)予備日
20)班別ディスカッション(展示室テーマ説明の構想)
21)美術館見学報告会2(B班)・班別ディスカッション(展示構想)
22)班別ディスカッション(作品選択)
23)班別ディスカッション(作品解説)
24)美術館見学報告会3(C班)・班別ディスカッション(展示デザイン)
25)班別ディスカッション(カタログレイアウト)
26)展覧会カタログに基づくギャラリー・トーク(A班)
27)展覧会カタログに基づくギャラリー・トーク(B班)
28)展覧会カタログに基づくギャラリー・トーク(C班)・全体のまとめ
*上記は例年のモデルです。班の数は受講生数に合わせて調整します。詳細な日程は、ゼミ開講時に配付します。受講者数等により変更することがあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
資料調査やディスカッション(オンライン上のやりとりを含む)、発表資料作成といった研究活動が必要です。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 美術史研究としての完成度を判断します。 |
平常点 | 50 | 班内での共同作業への参加を中心に、授業内の取り組み姿勢について評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
ゼミの学修は、受講生によるディスカッション、グループワーク、プレゼンテーションを軸に進行します。
フィールドワークとして、美術館見学(3〜4回)を行います。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Googleのサービス(drive、document、mail、meet等)を通じてコミュニケーションと資料共有、共同編集等を行います。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
・高階秀爾・三浦篤編『西洋美術史ハンドブック』東京書籍(本体¥1900)
その他については授業の中で紹介します。また専攻共同研究室に配架してある図書も利用して下さい。
その他特記事項
参考URL
美術史美術館コース
https://arthistory.r.chuo-u.ac.jp/
阿部ゼミ 研究支援サイト *ゼミ生専用です。部外者はアクセスできません。
https://sites.google.com/view/arthistoryseminar/