シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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中国語学講義(1)B | 2024 | 後期 | 木4 | 文学部 | 遠藤 雅裕 | エンドウ マサヒロ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-LG3-E406
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
中国語圏(中国・香港・台湾など)では、標準中国語のみが使用されているわけではなく、実際は非常に多様な言語がもちいられている。
本講義では、春学期に学習した知識・内容をふまえ、漢諸語(標準中国語および中国語方言)のうち、台湾で使用されている土着漢語である台湾閩南語(台湾語)および客家語(特に台湾海陸客家語)の音韻・語彙・文法の各側面について解説を行い、これらの言語に対する理解を深める。さらに、これらの言語をめぐる社会・政治的状況にも、適宜ふれる予定である。
科目目的
東アジア地域の主要言語である漢諸語内部の音韻・語彙・文法面などの多様性を理解する。
到達目標
台湾閩南語および海陸客家語の音韻・語彙・文法について、特に標準中国語との相違点を把握する。
授業計画と内容
第1回 ガイダンスと春学期の復習
第2回 閩語の概要:分布と音韻
第3回 台湾閩南語:音韻
第4回 台湾閩南語:語彙
第5回 台湾閩南語:文法(代詞・名詞句・動詞句)
第6回 台湾閩南語:文法(疑問文・アスペクト)
第7回 台湾閩南語:文法(動補構造・比較文・処置文・使役文など)および総括
第8回 客家語の概要
第9回 海陸客家語:音韻
第10回 海陸客家語:語彙
第11回 海陸客家語:文法(代詞・名詞句)
第12回 海陸客家語:文法(動詞句・アスペクト)
第13回 海陸客家語:文法(動補構造・比較文・処置文・使役文など)
第14回 海陸客家語:総括
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 台湾閩南語・客家語等の南方漢語と官話(標準中国語)との相違の理解度を基準とする。 |
平常点 | 50 | 課題の提出状況と内容で判断する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
状況に応じて評価方法を若干変更する可能性がある。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
ウェブ上の公開されているリソースの活用をする。たとえば、東京外国語大学言語モジュールや台湾の客家委員会のサイトを利用する。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業では教員作成の資料をmanaba上で配布する。また参考書として下記のものを推薦する。その他の参考文献は教室で適宜指示する。
S.R.ラムゼイ著『中国の諸言語-歴史と現況-』大修館書店
西田龍雄著『東アジア諸言語の研究Ⅰ』京都大学学術出版会
その他特記事項
(1)本講義では主として繁体字を用います。
(2)授業計画は進捗状況などによって多少の調整をおこなう可能性があります。
(3)本講義は語学の授業でありませんので、台湾閩南語や客家語などの語学的訓練はおこないません。