シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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中国近現代文化演習(1)(2) | 2024 | 通年 | 金4 | 文学部 | 榎本 泰子 | エノモト ヤスコ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-CC3-E802,LE-CC4-E807
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
中華民国期から中華人民共和国建国期(1910~1950年代くらいまで)の文化・社会・風俗について書かれた文章(中国語または日本語)を精読します。ピンインなしの中国語文献を正確に発音し翻訳する練習を基本とし、内容の理解に必要な事柄は履修者に調査してもらいます。参考文献や資料の探し方、レポート・論文の書き方なども学んでいきます。
科目目的
中国の言語・文化・社会に関してこれまでに学んだ知識を整理しつつ、文献読解の作業を通じて、中国の近現代文化に対する理解を深めることを目的とします。
到達目標
1・2年次に身に付けた中国語の読解力をより確かなものとし、中国の文化や社会についての文献を読み解くためのツールとして十分に使いこなせるようになることを目標とします。
また、4年次の卒業課題研究または卒業論文の執筆に向けて、問題意識を養い、知識を蓄積しつつ、文章として正確に表現できることを目指します。
授業計画と内容
前期
1 ガイダンス、中国近現代文化史の概説
2 中華民国期~中華人民共和国建国期の文化の概説
3 文献①(中国語)の精読
4 発音・読解の練習
5 翻訳練習・内容の確認
6 中国語文献の探し方・調査の方法
7 文献②(日本語)の精読
8 内容の確認
9 日本語文献の探し方・調査の方法
10 先行研究の内容と特徴(日本国内)
11 学術論文①(日本語)の精読
12 内容の確認
13 レポート・論文の書き方
14 総括・まとめ
後期
1 ガイダンス、前期レポートの講評
2 文献③(中国語)の精読
3 発音・読解の練習
4 翻訳練習・内容の確認
5 中国語文献の探し方・調査の方法(復習)
6 文献④(日本語)の精読
7 内容の確認
8 日本語文献の探し方・調査の方法(復習)
9 先行研究の内容と特徴(中国国内)
10 学術論文②(中国語)の精読
11 発音・読解の練習
12 翻訳練習・内容の確認
13 レポート・論文の書き方(復習)
14 総括・まとめ
注:以上は、科目の目的に照らして、このような授業の進め方をする可能性があるという「見込み」を示したものです。履修者の学習状況に応じて授業の進め方が変わる場合があります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
文献を精読するためには、授業以外に十分な時間をかけて予習・復習することが必要です。毎回の授業で指示することを、次の授業までに確実に行ってください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 30 | 授業内で扱った中国語テキストを正確に読みとり、出てきた語彙や表現を応用できるかどうかを確認するための試験です。 |
レポート | 30 | 授業内で提示されたテーマまたは各自設定したテーマに対して、ふさわしい資料調査を行い、適切な文章でまとめることを求めます。 |
平常点 | 40 | テキスト読解や課題に対して責任を持って取り組み、討論や意見発表などで授業に貢献しているかどうかを重視します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
4年次生は卒業課題研究に取り組み、4年間の学修の集大成とします。テーマの設定や研究方法については、授業内で説明します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:榎本泰子『上海 多国籍都市の百年』中公新書(No.2030)、2009年初版(2018年再版)
初版と再版でやや記述が異なるため、新しいものを入手することを勧めます。また、電子ブックもありますが、授業時に持参したり参照したりする時にどちらが便利かは、各自で判断してください。
このほか、読解用のテキストとして、比較的平易な中国語の文献または日本語の文献からプリントして配布します。
その他特記事項
中国の文化や社会に関する情報を、履修者それぞれが各種メディアを通じて積極的に収集することを期待します。