シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総合教育科目演習Ⅱ(社会) | 2026 | 通年 | 金3 | 経済学部 | 森 いづみ | モリ イヅミ | 2年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EC-IF2-51XS
履修条件・関連科目等
社会科学の方法論と計量的なデータ分析に関心があることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
本演習では、社会科学の方法論や社会調査法をベースに、学術的な問いや仮説を立て、実証分析を行う方法を学ぶ。エクセル等のソフトウェアを操作しながら量的データを用いた分析演習を行い、記述統計から回帰分析までをできるようにする。また、SSJデータアーカイブから授業用にデータの貸与を受け、各自の問題設定に沿って社会調査データの二次分析と口頭報告、レポート執筆を行う。
科目目的
本演習を通じて、受講生は、社会科学における実証研究の方法を理解し、社会調査データを用いた基礎的な量的分析を自ら行い、その結果を適切に解釈できるようになる。
到達目標
本演習は、社会科学において実証的に問いを検討するための思考枠組みと分析的視点を身につけることを目的とする。
データを用いた検証が、問いの設定や先行研究とどのように結びついているのかを理解し、分析結果について、その根拠や解釈の多様性を踏まえて考察する姿勢を養う。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション:本演習の内容と進め方
第2回 社会調査データと変数、エクセルによるデータ操作の基礎
第3回 エクセルを用いた図表作成と割合計算
第4回 記述統計と分布:平均・分散・グラフによる把握
第5回 母集団とサンプリング:調査データはどのように作られるか
第6回 調査票の作成と変数化:質問文からデータへ
第7回 問いを立てる:概念と理論仮説、作業仮説
第8回 カテゴリ変数の分析:クロス表とピボットテーブル
第9回 相関関係と因果関係:関連を見る際の注意点
第10回 回帰分析の考え方:モデルで関係を捉える
第11回 重回帰分析:複数要因を同時に扱う
第12回 先行研究の探し方と批評のポイント
第13回 公的統計を用いた分析(導入)
第14回 受講生による問題関心の報告
夏季課題(要提出)
指定された社会調査データまたは公的統計を用いて分析を行い、
データの概要、用いた分析手法、および分析結果を図表と簡単な解釈とともにまとめて提出する。
第15回 夏季課題の講評と秋学期の進め方
第16回 統計分析ソフトの利用(RまたはSPSS):基本操作
第17回 重回帰分析の応用:モデルの比較と解釈
第18回 公的統計を用いた分析(応用)
第19回 分析テーマ別作業(データ選択・変数設定)
第20回 分析結果の整理:図表の作成と説明の仕方
第21回 受講生による中間分析報告①
第22回 受講生による中間分析報告②
第23回 分析結果の再検討:モデル差による結果の変化
第24回 個別相談:分析結果の整理
第25回 実証分析レポートの構成と書き方
第26回 最終レポート作成に向けた作業(前半)
第27回 最終レポート作成に向けた作業(後半)
第28回 最終レポート提出とフィードバック
冬季課題(最終課題)
夏季課題および秋学期の分析を踏まえ、各自の問題関心に基づいて社会調査データまたは公的統計の分析を深化させ、その結果を実証分析レポートとしてまとめる。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業では、次回の授業で必要となる事項を口頭およびプリントなどで伝えるので、各自予習して授業に臨むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 中間試験 | 15 | 夏季課題:データ分析結果の提出(図表・簡単な解釈を含む) |
| レポート | 25 | 最終レポート(実証分析レポート):課題に対して適切な統計分析をおこない、結果を論理的に文章にしてあること。 |
| 平常点 | 45 | 授業内演習と課題提出状況(In-class Assignment)、発言・グループワーク等 |
| その他 | 15 | 秋学期の中間分析報告:分析作業への取り組み状況、理解度の確認 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
各回で学ぶ内容に必要な事柄に関しては前の週に通達するので、予習および必要な知識を整理しておくこと。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
エクセルや統計ソフト(RまたはSPSS)の講習機会を設ける。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
東京大学社会科学研究所SSJデータアーカイブにて,社会調査データの寄託やアーカイブ運営に関する実務を担当した(2015-2021年).国立教育政策研究所にて,OECD生徒の学習到達度調査(PISA)の社会経済文化的指標に関する指導助言を行う(2023年-現在).
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
上記の経験をもとに,授業で扱うテーマに関する社会調査の実例を紹介し,統計的な分析結果を読む際のポイント等についても解説する.
テキスト・参考文献等
レジュメ等の配布資料をManabaにアップする。