シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本史学基礎演習(2)A/日本史学基礎演習(2)(前期) | 2024 | 前期 | 水5 | 文学部 | 篠﨑 佑太 | シノザキ ユウタ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JH1-F021
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
第1回~第3回では担当教員によるガイダンスと講義形式での報告を実施する。第4回目以降の授業では、受講生による報告と議論をおこなう。授業では、江戸城やその他の城郭にかかわる近世から近代の論文を講読し、2~3名のグループで報告をおこない受講生との議論によって進める。
科目目的
高等学校まで学んできた「日本史」と、大学で学ぶ「日本史学(歴史学)」との違いを理解することを第一の目的とする。そのうえで、卒業論文を執筆するための第一歩となるような、研究発表の方法、論文のまとめ方、文献や辞書の調べ方、議論の方法など歴史学を学ぶ上での基礎的な事項を身に着けることを目的とする。
到達目標
この科目での到達目標は以下の4点とする。
・報告を通して、論文を読み課題を見つける方法、課題に対して適切に文献や辞書を調べ身の考えをまとめる方法を身につける。
・議論を通して、質疑応答の方法や報告中に新たな課題を見つけられるようになること。
・自身で先行研究に対する疑問点を見つけ、自治体史などの文献を用いて疑問を解決する力を身につける。
・演習のテーマである近世から近代の城郭について、その利用目的や位置づけの変化を理解する。
授業計画と内容
授業計画と内容
1.授業のガイダンス①(授業の概要と目的、「歴史学」を学ぶこと)
2.授業のガイダンス②(文献や辞書の調べ方・探し方、発表グループ作り)
3.担当教員による報告例
4.グループ報告① 一国一城令と近世城郭
5.グループ報告② 江戸城の御殿と殿中儀礼(1)
6.グループ報告③ 江戸城の御殿と殿中儀礼(2)
7.グループ報告④ 江戸城の御殿と殿中儀礼(3)
8.グループ報告⑤ 江戸城の御殿と殿中儀礼(4)
9.グループ報告⑥ 明治維新と江戸城・皇城
10.グループ報告⑦ 明治期における城郭の変遷と各層の動向
11.グループ報告⑧ 近代における城郭保存運動(1)
12.グループ報告⑨ 近代における城郭保存運動(2)
13.グループ報告⑩ 近代における城郭保存運動(3)
14.総括・まとめ
※授業予定は、履修者の人数や習熟度に応じて変更する場合がある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | ・グループ報告で取り扱ったテーマ(ただし、自分で発表したテーマを除く)を1つ取り上げ、自身の関心に基づき、課題を設定する。授業での報告や参考文献、辞書などを用いて自分なりの結論を記述する。 ・論理的な文章構成になっているか(課題の設定や結論を導き出すまでの過程が明確か)。 ・指定された字数を満たしているか。 ・参考文献の引用(脚注の表記等)や文章の体裁が適切であるか。 |
平常点 | 20 | ・授業への参加(出席)や受講姿勢、議論での意見の表明など。 |
その他 | 40 | ・グループ報告への取り組み方やまとめ方、発表の内容・議論 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率が80%に満たない場合や特段の事情なく発表担当回を欠席した場合、レポートを提出しない場合等は、E判定とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストの指定はない。担当教員が作成するレジメ、発表に用いる文献の抜粋や史料のコピーは適宜配布する。また、参考文献等も授業の中で紹介する。
その他特記事項
グループ報告の準備や期末に提出するレポートの作成については、十分に時間をかけて取り組むこと。作成の方法や参考文献の探し方など、わからないことや迷うことがあれば担当教員へ相談をすること。