シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本史学基礎演習(2)B/日本史学基礎演習(2)(後期) | 2024 | 後期 | 月4 | 文学部 | 北村 厚介 | キタムラ コウスケ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JH1-F022
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
日本近世史料の講読・プレゼンテーションを行う。報告者は、近世史料の読解と現代語訳、先行研究のまとめと位置づけをレジュメにまとめて発表する。発表後は講師による補足および履修者間でのディスカッションを行う。
科目目的
高校までの受動的な学習ではなく、主体的に調べて考える能動的な学習方法を理解・習得する。
具体的には、史料の講読およびプレゼンテーション・ディスカッションを通じて、文章を正確に理解する力、情報収集・分析能力、コミュニケーション能力等を養う。
*本授業では基礎演習2A(前期)よりも難解な史料を用いて、上記諸能力のさらなる向上を目指す。
到達目標
・史料の読解に必要な文献、辞書、データベース等の使い方を習得する。
・調べた事項や自身の見解等をわかりやすくレジュメにまとめて発表できるようになる。
・報告者の発表に対する質問やディスカッションでの発言などを積極的に行い、主体的に授業に参加できるようになる。
*本授業では基礎演習2(前期)よりも難解な史料を用いて、前期で習得した上記諸能力のさらなる向上を目標とする。
授業計画と内容
1.(対面):ガイダンス(授業の進行に関する説明、報告順番の決定等)
2.(対面)講義:テキスト「松平大和守家記録」の紹介、発表方法の説明
3.(対面)講義:「松平大和守家記録」講読の実践
4.(対面)講義:中央大学の歴史(資料館見学)
5.(対面)プレゼン:将軍徳川家斉の養子
6.(対面)プレゼン:将軍養子と大奥
7.(対面)プレゼン:大名家の歎願
8.(対面)プレゼン:改革組合と関東取締出役
9.(対面)プレゼン:川越城の高替願
10.(対面)プレゼン:前橋城の再築城願
11.(対面)プレゼン:将軍養子の歎願
12.(対面)プレゼン:三方領知替
13.(対面)講義:5-13の総括とディスカッション
14.(対面)まとめ:史料読解の到達度確認
*社会情勢や履修者の人数等により計画を変更することもある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
報告担当者は事前に充分な時間(2週間程度)を確保してレジュメを作成すること。
報告者以外の履修者も主体的に討論に参加できるよう、毎回事前にテキスト・レジュメを熟読したうえで授業に臨むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 30 | 史料読解を中心に、講義・プレゼンの理解度などを総合的に評価する。 |
平常点 | 40 | 授業への参加および受講態度(発表への質問やコメントペーパー、ディスカッションでの発言等主体的な学習態度)を総合して評価する。 |
その他 | 30 | プレゼンテーションへの評価。辞書・文献を適切に活用できているか、聞き手に配慮した発表ができているか等を総合的に評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:「松平大和守家記録」(前橋市立図書館所蔵)を配布。
参考文献:前橋市立図書館編『前橋藩松平家記録』第1~40巻(前橋市立図書館、1994~2007年)。その他辞書、参考文献等は授業内で適宜指示する。
その他特記事項
史料を正確に理解すること、そのために情報収集・分析し、プレゼンテーションを通じて他者へ伝える能力は、いずれも卒業論文執筆に必須であり、就職活動や社会人となった後も重要な力となる。将来を見据えて積極的に授業に臨んでもらいたい。