シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本史概説A(日本史学専攻) | 2024 | 前期 | 金1 | 文学部 | 西川 広平 | ニシカワ コウヘイ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JH1-F103
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現在の歴史学研究において、日本史がどのように理解され、関心が持たれているのかを紹介する授業です。歴史上の事象を、現代社会の状況と比較して捉えることにより、新たな価値観を考えるきっかけとなる内容とします。対象範囲は、ヤマト王権成立期(4世紀)から江戸幕府成立期(17世紀初頭)までとなります(古代史~中世史)。
科目目的
古代史・中世史における歴史学研究の成果を通して、現代社会の常識を相対化し、歴史上の事項から新たな価値観を考えるために必要な知識の修得を目的とします。
到達目標
高等学校までに学んできた日本史の内容が、様々な見解がある中から、どのように成立してきたのかを理解するとともに、歴史学研究の成果から現代社会の課題を考える力を養うことをめざします。
授業計画と内容
第1回~第13回の授業は、manabaのコンテンツにレジュメをアップロードしますので、
各自でダウンロードしてください。またmanabaのレポート機能等により各回の課題を提出して
もらいます。
第1回 オリエンテーション(授業内容の説明)、ヤマト王権の成立
第2回 律令国家への道のり
第3回 平安京と摂関政治
第4回 中世の萌芽 院政と荘園公領制
第5回 治承・寿永の内乱と承久の乱
第6回 執権政治の推移と得宗専制
第7回 モンゴル襲来と鎌倉幕府の滅亡
第8回 古代・中世の社会を考える
第9回 南北朝の内乱
第10回 室町将軍と守護・大名
第11回 列島東西における戦国争乱の始まり
第12回 戦国大名の展開
第13回 天下統一への推移 織豊政権と江戸幕府
第14回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業で配布した資料等をもとに各自が授業内容を復習し、自分の関心や研究テーマを考えるきっかけとすること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 30 | 授業で学修した内容の理解、課題に関する考察力・表現力 |
平常点 | 70 | 出席状況、授業中の発言、各回の課題への解答 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaの小テストやレポート機能を使用した双方向型授業の併用
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
博物館の学芸員として、史料の取扱や展示等の業務に16年間携わる。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
歴史学を社会に還元する目的と方法について指導する。
テキスト・参考文献等
レジュメ等の配布資料で対応します。
その他特記事項
各回の授業の冒頭では、各時代を代表する歴史上の人物を紹介します。また授業中に課題を提示し、個人やグループ単位で考えてもらう機会もあるため、普段から古代史・中世史に関心を払うことを期待します。