シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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史料演習B | 2024 | 後期 | 水4 | 文学部 | 薗部 寿樹 | ソノベ トシキ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JH2-F106
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
・中世の文献史料である古文書・古記録・金石文のうち、古記録を講読する。中世後期の古記録のうち、中世の王族である伏見宮貞成の日記『看聞日記』を読む。
・受講者各自が逐条分担して調査・報告するかたちで、輪読する。基本的には個人単位で輪読する。ただし受講者数が多い場合にはグループを指示して、グループごとに輪読する。
科目目的
・中世の文献史料になじむこと。特に日本漢文の解読について、基本的な読解力を養う。
・また史料の解読を通して、中世の社会全般に関して認識を深めることを目的とする。
到達目標
・古記録を読み下す力をつけて、論理的に解釈する力を養う。
・古記録の読解を通して、中世史に関する基礎的な研究方法を習得する。
授業計画と内容
1 ガイダンス。日本漢文の基本的な読解方法、史料の読み下し・現代語訳・歴史学的な解釈の方法などに関する講義。
2 史料の担当箇所の読み下し・現代語訳・解釈に関する発表。
発表に対する教員から問題点などの講評と歴史的な背景などについての講義及び議論。
3 史料の担当箇所の読み下し・現代語訳・解釈に関する発表。
発表に対する教員から問題点などの講評と歴史的な背景などについての講義及び議論。
4 史料の担当箇所の読み下し・現代語訳・解釈に関する発表。
発表に対する教員から問題点などの講評と歴史的な背景などについての講義及び議論。
5 史料の担当箇所の読み下し・現代語訳・解釈に関する発表。
発表に対する教員から問題点などの講評と歴史的な背景などについての講義及び議論。
6 史料の担当箇所の読み下し・現代語訳・解釈に関する発表。
発表に対する教員から問題点などの講評と歴史的な背景などについての講義及び議論。
7 史料の担当箇所の読み下し・現代語訳・解釈に関する発表。
発表に対する教員から問題点などの講評と歴史的な背景などについての講義及び議論。
8 史料の担当箇所の読み下し・現代語訳・解釈に関する発表。
発表に対する教員から問題点などの講評と歴史的な背景などについての講義及び議論。
9 史料の担当箇所の読み下し・現代語訳・解釈に関する発表。
発表に対する教員から問題点などの講評と歴史的な背景などについての講義及び議論。
10 史料の担当箇所の読み下し・現代語訳・解釈に関する発表。
発表に対する教員から問題点などの講評と歴史的な背景などについての講義及び議論。
11 史料の担当箇所の読み下し・現代語訳・解釈に関する発表。
発表に対する教員から問題点などの講評と歴史的な背景などについての講義及び議論。
12 史料の担当箇所の読み下し・現代語訳・解釈に関する発表。
発表に対する教員から問題点などの講評と歴史的な背景などについての講義及び議論。
13 史料の担当箇所の読み下し・現代語訳・解釈に関する発表。
発表に対する教員から問題点などの講評と歴史的な背景などについての講義及び議論。
14 史料の担当箇所の読み下し・現代語訳・解釈に関する発表。
発表に対する教員から問題点などの講評と歴史的な背景などについての講義及び議論。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
発表者は担当箇所の読み下し・現代語訳・難しい言葉の意味・歴史学的な解釈に関するレジメを作成し、発表前の指定日までにmanabaで提出すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 提出するレジュメや解読の完成度に対する評価。 |
平常点 | 50 | 積極的な質問やコメントなど授業への参加度。 |
成績評価の方法・基準(備考)
発表に当たっている際、正当な理由や連絡もなく遅刻したり欠席した者は、E判定とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業時間内で発表者の解読などに関して、講評や解説・議論をおこなう。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
レスポンによる質問を歓迎する。ただし単純な検索ですぐ理解できるような質問は、受け付けない(回答しない)。まず自分自身で考え調べても分からない場合に、質問すること。質問を受けた次の授業時までに、回答する。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
・関係する職歴:1991年4月から2023年3月まで山形県立米沢女子短期大学日本史学科の教員として、各地の文献史料を調査し、論文を執筆してきた。
・著作:以上の調査研究により、主に中世村落に関する著書を6冊執筆している。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
・歴史学において文献史料の解読は、一番重要な基礎作業である。
・これまで多くの文献史料を調査解読してきた経験から、受講生には分かりやすく解読のコツを伝える。
テキスト・参考文献等
・『看聞日記』原文及び参考資料については、manabaを通して配布する。
主な参考文献
・横井清『室町時代の一皇族の生涯』(講談社学術文庫、2002年、初出1979年)
・位藤邦生『伏見宮貞成の文学』(清文堂、1991年)
・松岡心平編『看聞日記と中世文化』(森話社、2009年)
・松薗斉『中世禁裏女房の研究』(思文閣出版、2018年)
その他特記事項
・漢字だらけの文体で、最初はとりくみがたい感じがすると思う。しかし読解の作業により、中世社会の興味深い事象が具体的かつ豊かに理解できるようになる。
・自己の担当分だけではなく、他の受講者の担当箇所についても、その読解に関して積極的に取り組むことを期待する。教員としても、受講生が発言しやすいように工夫したい。