シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本文化史A | 2024 | 前期 | 水2 | 文学部 | 小野 一之 | オノ カズユキ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JH3-F401
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
日本の古代から中世に至る文化の展開を、個別の事象や地域史からの視点でとりあげ、文化史の流れを考えていきます。文献史料を中心にしながらも、パワポで図版を多用し美術作品や史跡にもあたりながら講義します。毎回の授業終了後に、感想・意見・質問等を記入したリアクションペーパーを提出してもらいます。
科目目的
文化史を歴史のわき役ではなく、政治・経済・社会の動きと連動した事象として捉え、総合的に歴史を俯瞰していけるようになることを目的とします。
到達目標
日本文化史を文献史料と資料・史跡に基づいて考え、今日的な課題に対しても考えが持てるようになることを目標とします。また今後の文化事業・文化財保全業務・博物館事業にあたる際の基礎学習になることも目標とします。
授業計画と内容
① はじめに―日本文化史の方法
② 祭礼 ―基層文化を探る
③ 聖徳太子 ―もう一つの日本文化史
④ 都城 ―都市文化史の展開
⑤ 寺院 ―飛鳥寺と元興寺、古代から中世へ
⑥ 仏像 ―興福寺・戦う寺の仏教文化
⑦ 庭園 ―宮殿の庭・寺院の庭
⑧ 墓 ―天皇陵古墳と中世民衆墓
⑨ 旅 ―旅する官人・僧・民衆
⑩ 多摩川 ―地域文化史①
⑪ 東山道と鎌倉街道 ―地域文化史②
⑫ 万葉集東歌と防人歌 ―地域文化史③
⑬ 共生の文化史 ―j縄文・渡来人・蝦夷
⑭ まとめ ―古代・中世の文化形成
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回、関連する図書、博物館・美術館、寺社・史跡などを随時紹介しますので、関心のあるテーマについて理解を深めてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 課題に対する理解とオリジナリティを評価します。 |
平常点 | 60 | リアクションペーパー等による講義に対する参加度を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
府中市郷土の森博物館で学芸員・館長(2021年度まで。現在は府中市・入間市の文化財保護審議会委員などを兼務)として、博物館運営・文化財活用・地域振興などに携わってきました。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
地域の文化財資料の調査や保全・活用の経験から文化史の視点を提示します。
テキスト・参考文献等
特定のテキストは使用しませんが、毎回、参考文献を紹介します。
その他特記事項