シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会学プロジェクト演習 ⅢⅣ/社会学演習(3)(6) | 2024 | 通年 | 火5 | 文学部 | 首藤 明和 | シュトウ トシカズ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-SC3-K120,LE-SC4-K121
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
授業では主として、卒業論文の作成に取り組みます。
前期は次の作業に取り組みます。
①研究計画の作成
②参考文献のリストアップ
③先行研究のレビュー
④調査計画の作成
⑤3年生:予備調査の実施(夏休み)、4年生:本調査の実施(夏休み)
後期は次の作業に取り組みます。
①調査データの整理と分析
②調査データの考察
・先行研究と関連させながら、発見したこと、説明できること、わかったことなどをまとめる。
・既存の仮説命題の検証や新たな命題の生成についてまとめる。
③4年生:卒業論文の執筆
3年生:ゼミ論の執筆(1万字程度)
授業の進め方
①基本的に、毎回の授業で、報告者、司会者、討論者の役割を決めて議論を行います。
②調査の実施時期については、研究の進捗状況に合わせて柔軟に対応します。
③研究テーマごとに3~4人程度で研究グループを作ります。
④各研究グループは、文献の収集や講読、調査の計画や実施などで緊密に連携します。
科目目的
「Visionary時代を読み解く知」(歴史から学び未来を見通す力)、「Clinical微細に観察する知」(地域社会や人間関係で起こる現象を精細に分析検討する力)、「Globalグローバルに思考する知」(地球規模で起こっている諸現象を大きくまとめて観察する力)を身につけるために、以下のことに取り組みます。
①社会を観察(構成)・記述(主張)・決定(選択)できる理論と方法を、自ら探し、学びます。
②現場に居合わせることの徹底(世界のなかで考える。外から世界を考えるのではない)。
③自ら振り返ることの徹底(価値や理念、合理性や正当性などは循環的な自己言及の中にある)。
④志向性(志向的クオリア)の尊重
・問題本質を見極めようとすること
・問題解決に向けた多様な解を拓いていこうとすること
・他者および自己の実感に関心を示し、承認し、伝え、支持していこうとすること
到達目標
社会を観察(構成)・記述(主張)・決定(選択)するための理論と方法の修得を通じて得られた、「Visionary時代を読み解く知」(歴史から学び未来を見通す力)、「Clinical微細に観察する知」(地域社会や人間関係で起こる現象を精細に分析検討する力)、「Globalグローバルに思考する知」(地球規模で起こっている諸現象を大きくまとめて観察する力)に基づいて、卒業論文を作成します。
卒業論文の作成では、具体的に、以下の力を身につけます。
①社会を観察(構成)・記述(主張)・決定(選択)できる理論と方法。
②現場に居合わせることの作法。
③自ら振り返ることの徹底。
④志向性(志向的クオリア)の尊重
授業計画と内容
第1回 ガイダンス(自己紹介・研究テーマの確認・研究グループ分け・報告の順番の確認)
第2回 各グループごとの報告・作業(研究テーマについて)
第3回 各グループごとの報告・作業(参考文献のリストアップ)
第4回 各グループごとの報告・作業(先行研究のレビュー)①
第5回 各グループごとの報告・作業(先行研究のレビュー)②
第6回 各グループごとの報告・作業(先行研究のレビュー)③
第7回 各グループごとの報告・作業(調査方法について)
第8回 各自、研究計画書の見直し
第9回 各グループごとの報告・作業(研究背景、目的、調査方法について)
第10回 各グループごとの報告・作業(実施予定の調査と関連した先行研究のレビュー)①
第11回 各グループからの報告・作業(実施予定の調査と関連した先行研究のレビュー)②
第12回 各グループからの報告・作業(実施予定の調査と関連した先行研究のレビュー)③
第13回 各自の研究計画および調査計画の報告①
第14回 各自の研究計画および調査計画の報告②
夏季休業(3年生は予備調査を実施、4年生は本調査を実施)
第15回 ガイダンス(夏休みの報告、研究テーマの確認・研究グループ分け・報告の順番)
第16回 各グループごとの報告・作業(資料・データの整理・分析)①
第17回 各グループごとの報告・作業(資料・データの整理・分析)②
第18回 各グループごとの報告・作業(資料・データの整理・分析)③
第19回 各自、研究の進捗状況の報告①
第20回 各自、研究の進捗状況の報告②
第21回 各グループごとの報告・作業(結果の理論的考察:先行研究と関連づけながら)①
第22回 各グループごとの報告・作業(結果の理論的考察:先行研究と関連づけながら)②
第23回 各グループごとの報告・作業(結果の理論的考察:先行研究と関連づけながら)③
第24回 研究倫理の確認と厳守
第25回 各自の報告とコメント&リプライ①
第26回 各自の報告とコメント&リプライ②
第27回 各自の報告とコメント&リプライ③
第28回 総括・まとめ 報告書作成
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | ①社会を観察(構成)・記述(主張)・決定(選択)できる理論と方法を、自ら探し、学んでいること。 ②現場に居合わせることの作法を身につけていること(世界のなかで考える。外から世界を考えるのではない)。 ③自ら振り返ることが徹底できていること(価値や理念、合理性や正当性などは循環的な自己言及の中にある)。 ④志向性(志向的クオリア)を大切にできていること。 |
平常点 | 50 | ゼミでの報告やディスカッションについて、その報告や発言の内容、およびゼミに臨むうえでの主体性を評価する。なかでも特に次のことを、評価の基準に置いている。①社会を観察(構成)・記述(主張)・決定(選択)できる理論と方法を、自ら探し、学んでいること。②現場に居合わせることの作法を身につけていること(世界のなかで考える。外から世界を考えるのではない)。③自ら振り返ることが徹底できていること(価値や理念、合理性や正当性などは循環的な自己言及の中にある)。④志向性(志向的クオリア)を大切にできていること。 |
成績評価の方法・基準(備考)
なお、4年次以上で履修する社会学プロジェクト演習Ⅳ・社会学演習(6)では、卒業論文あるいは卒業研究論文の合格をもって単位が与えられます。この点をくれぐれもご注意ください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業のなかで、適宜、使用するテキストや参考文献を紹介します。
また適宜、文献の一部を配布します。