シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会学プロジェクト演習 ⅢⅣ/社会学演習(3)(6) | 2024 | 通年 | 水3 | 文学部 | 小泉 恭子 | コイズミ キョウコ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-SC3-K120,LE-SC4-K121
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
文化の発展が現代社会をどう変容させてきたのかについて、社会学の観点から研究します。受講生が日常的に慣れ親しんでいるポップカルチャーの領域を中心に、その歴史や現代的な課題を掘り下げます。メディアテクストが社会の中でどのように姿を変えてきたのか、20世紀以降のメディア史の視点から読み解きます。また、21世紀に入りグローバル化が加速する社会における情報伝達の諸問題についても探究します。これからの社会を生き抜くうえで不可欠となる柔軟な思考力を重視して、社会と文化に関する文献を輪読したり、討論を行ったりします。調査方法についても学び、卒業論文に応用する力を養います。
科目目的
(1)身近なポップカルチャーの歴史を知り、個人の文化実践と社会の関係への理解を深めます。
(2)グローバル化する社会における文化の役割の考察を通じて、幅広い視野を持ち、思考力も養います。
(3)メディア文化を社会学的に研究することで、メディアリテラシーを養います。
到達目標
(1)文化の多角的な学びを通じて、変化する社会に対応できる柔軟性と洞察力を身につけます。
(2)グローバル化した社会における文化的諸問題への知識を深め、他者への想像力を鍛えます。
(3)大学生活の集大成としての卒業論文を完成させ、大学卒業後の社会還元へと結びつけます。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション
ゼミナールの進め方について説明します。
第2回 ディスカッション(1)
文化社会学のテーマから、受講生の関心を踏まえながらトピックを選んで、ゼミナール全体で討議します。
第3回 ディスカッション(2)
文化社会学のテーマから、受講生の関心を踏まえながらトピックを選んで、ゼミナール全体で討議します。
第4回 グループワークの準備
グループ研究のテーマを選定します。
第5回 グループワークの実施
研究テーマに沿い、グループワークを行う準備に入ります。
第6回 リサーチデザイン(1)
卒業論文の研究計画の立て方を説明します。
第7回 リサーチデザイン(2)
卒業論文のリサーチデザインを進めます。
第8回 研究方法(1)
社会調査の方法や、文献収集法について解説します。
第9回 研究方法(2)
フィールドワークや観察・インタビューなどの調査方法について具体的に解説します。
第10回 研究方法(3)
フィールドワークや観察・インタビューなどの調査方法について具体的に解説します。
第11回 文献輪読(1)
文化社会学に関する英語論文を輪読します。
第12回 文献輪読(2)
文化社会学に関する英語論文を輪読します。
第13回 文献輪読(3)
文化社会学に関する英語論文を輪読します。
第14回 前期のまとめ
グループ研究、個人研究の進捗状況を確認して、後期の課題を浮き彫りにします。
第15回 卒業論文の執筆方法
卒業論文の執筆段階に応じて、必要な助言を行います。
第16回 研究・研究計画のブラッシュアップ
夏期休暇中に進めた研究や研究計画の改善ポイントを議論します。
第17回 中間発表会(1)
グループワークの中間報告と、個人研究について発表してもらいます。
第18回 中間発表会(2)
グループワークの中間報告と、個人研究について発表してもらいます。
第19回 文献輪読(4)
研究の深化に応じた文献を輪読します。
第20回 文献輪読(5)
研究の深化に応じた文献を輪読します。
第21回 文献輪読(6)
研究の深化に応じた文献を輪読します。
第22回 プロジェクトの実施(1)
グループワークを発展させたプロジェクトを実行します。
第23回 プロジェクトの実施(2)
プロジェクトの点検や進行管理を行います。
第24回 プロジェクトの実施(3)
プロジェクトをグループ間でも情報共有します。
第25回 プロジェクトの実施(4)
プロジェクトを記録して報告書を作成します。
第26回 成果発表会(1)
グループワークの成果発表と、個人研究について発表してもらいます。
第27回 成果発表会(2)
グループワークの成果発表と、個人研究について発表してもらいます。
第28回 年度のまとめ
グループ単位、個人単位での年度の達成状況を相互評価する批評会を行います。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
グループワークや卒業論文の執筆に必要なデータ・資料を日頃から収集して、ゼミナールでの活動準備を進めてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | ゼミ研究報告書の執筆担当部分の原稿のほか、ブックレポート、卒業論文の任意の章を前期末・後期末に提出してもらい、評価します。 |
平常点 | 50 | グループ研究と個人研究、発表、討論、文献輪読、ゼミ研究報告書作成への貢献度を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
4年次以上で履修する「社会学演習」は、「卒業論文」あるいは「卒業研究論文」の合格をもって単位が与えられますので、留意してください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
文化社会学に関する英語論文を輪読する予定です。資料の配付方法は授業内で説明します。
また、卒業論文執筆やグループワークに必要な参考文献は随時紹介します。