科目ナンバー

LE-JH3-F860,LE-JH4-F872

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語（その他の言語）

授業の概要

江戸時代に作成・授受されて、多様な経緯を経て、現在に残る史料の解読と史料分析を通して、日本史研究に必要な基礎的な知識や手法について学ぶ。

科目目的

・この科目での学習を通じて、江戸時代の史料講読に必要なスキル（和様漢文・くずし字の読み方）と、史料分析に必要な知識（歴史学、古文書学・書誌学・アーカイブズ学など）を習得することを目的としています。

到達目標

この科目では、以下を到達目標とします。
・講読史料を読み下すことができるようになる。
・講読史料について、その内容・背景について他者に説明できるようになる。
・講読史料に関わる学術論文を読み、研究状況について把握できる。
・講読史料を通じて、江戸時代の史料の特徴（その伝来を含めて）について理解する。

授業計画と内容

第１回　ガイダンス（１）（講読史料の配布。グループ編成と課題学習について）
第２回　グループ学習：２つの武家諸法度を読み比べる（１）　
第３回　グループ学習：２つの武家諸法度を読み比べる（２）
第４回　グループ学習：発表（１）
第５回　講義：くずし字解読の方法について
第６回　グループ学習：佐竹南家文書（大名家分家）を読む（１）　
第７回　グループ学習：佐竹南家文書（大名家分家）を読む（２）
第８回　グループ学習：佐竹南家文書（大名家分家）を読む（３）
第９回　グループ学習：発表（２）
第10回　グループ学習：津軽家文書（大名家）を読む（１）
第11回　グループ学習：津軽家文書（大名家）を読む（２）
第12回　グループ学習：津軽家文書（大名家）を読む（３）
第13回　グループ学習：発表（３）
第14回　総括・まとめ（１）
第15回　ガイダンス（２）（講読史料の配布。グループ編成と課題学習について）
第16回　グループ学習：江戸商人文書を読む（１）
第17回　グループ学習：江戸商人文書を読む（２）
第18回　グループ学習：江戸商人文書を読む（３）
第19回　グループ学習：発表（４）
第20回　グループ学習：村の名主文書を読む（１）
第21回　グループ学習：村の名主文書を読む（２）
第22回　グループ学習：村の名主文書を読む（３）
第23回　グループ学習：発表（５）
第24回　グループ学習：幕府文書を読む（１）
第25回　グループ学習：幕府文書を読む（２）
第26回　グループ学習：幕府文書を読む（３）
第27回　グループ学習：発表（６）
第28回　総括・まとめ（２）　

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容（その他の内容等）

・発表ではグループごとに、事前にレジュメを作成し、受講生全員分のコピーを用意すること。

授業時間外の学修に必要な時間数／週

・毎週１回の授業が半期（前期または後期）または通年で完結するもの。１週間あたり４時間の学修を基本とします。
・毎週２回の授業が半期（前期または後期）で完結するもの。１週間あたり８時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

成績評価の方法・基準（備考）

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法（その他の内容等）

アクティブ・ラーニングの実施内容

グループワーク／プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容（その他の内容等）

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法（その他の内容等）

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

児玉幸多編『くずし字解読辞典　付かなもじの解読』〔新装版;普及版〕、東京堂出版、1993年　ISBN-10 ‏ : ‎ 449010331X

その他特記事項

参考URL